瞑想が必要だと感じる時
- 何だか忙しく感じる
- ひとつの事に集中しているはずなのに、別の考えが頭の中を廻り、考えをごちゃごちゃにしてしまう
そんな時、頭の中は散らかったテーブルの上と同じように、何がどこに置いてあるのかわからない状態です。そこで頭の中に「空想の箱」を用意してみましょう。ごちゃごちゃのままで良いので、散らかったものをすべて入れて箱詰めにします。衣替えをした洋服の様に、しばらく目の届かない所へ置いておきます。その「箱」はそのまま忘れてしまっても良いのです。
「瞑想」とは、そんなイメージです。難しく考えずに取り組めそうですよね?
瞑想の効果はこんなにあった!
次に、整頓した頭の中で必要なのは、新しいスペースを確保すること。そのスペースを感じることは、いまある自分の状態を冷静に観察することでもあります。それはまるで、ごちゃごちゃに散らかっていた考えを箱にまとめていきながら、その物事(考え)を客観視、傍観しているようなものです。
スペースがないと、無駄な力み(ストレス)に押しつぶされ、過度な期待を寄せる自分や他人への思いなどをネガティブな要素として捉えてしまう気持ちが増え、それがさらにストレスを増幅させて悪循環になります。
スペースを生み出すことで得られる効果は、
- ストレスと感じる思考のパターンを理解することができる
- 自分のやるべき事が明確になる
- 頭の中がニュートラルに、リセットされた状態になる
- 集中力や判断力も高まる
自分にとって大切なこと、今すべきことを把握する能力が高まり、柔軟な考え方ができるようになり、どんな状況でも落ち着いていられる本当の強さを身に付けることになります。
瞑想のやり方
朝起きて少し身体を伸ばしたら、そのまま背筋を伸ばして座り、5分間だけでもいいので簡単な瞑想をしてみましょう。結跏趺坐(けっかふざ/パドマアーサナ)でも、椅子に座ってでも構いません。なるべく静かな環境で行います。
新しい朝のピュアな自分を冷静に観察します。無理矢理、様々な瞑想のテクニックを実践しようとして思考をコントロールしないようにしましょう。ただ朝のエネルギーと、いまある状態をボーっと観察するだけで大丈夫です。それが無心という状態です。
どうしても何か考えごとが思い浮かんだり、気がそれてソワソワしてしまう場合は、ゆっくりと呼吸に意識を向けます。心の静寂を取り戻したと感じたら、身体全体を意識し、さらに呼吸に身を委ねます。時間の許される方は、そのまま頭(心)が「今日はここまで」と言うまで行っても良いでしょう。
日常に瞑想を取り入れてみよう!
朝に時間の無い方は、就寝前に同じように5分間だけ実践してみましょう。今日1日にあった出来事や考えを「箱」に入れて、スペース(ボーっとする無心)を確保してから寝てみましょう。睡眠の質が向上し熟睡できるでしょう。また、朝の目覚めもとても清清しくなり、朝も夜も両方、瞑想がしたくなるようになります。
瞑想や呼吸に集中する事に慣れたら、日常生活の中のどんな時にも生かせるようになります。それは、ストレスを軽減し、集中力や記憶力、発想力向上など、素晴らしい日々の始まりです。新しい一歩として、瞑想にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?