風邪には何が効く?
総合感冒薬と呼ばれる市販の薬には、飲むとすっきり感じられる成分が含まれています。言うならば、コーヒーを飲むと夜も眠気に襲われにくくなるのと同じ効果です。風邪本来の治療とは明らかにかけ離れた成分も体の中に入れることになる恐れがあります。それがすべての症状に悪く作用するということではありませんが、本来身体に不必要なものを、しっかりとした理解なしに体内に入れ続けることは、あまりよいとは言えません。何よりも、効能はどんどん薄まっていきます。
一説では、風邪の治療に要るのは水分とビタミンCが効果的とのこと。
本当に必要なのは水とビタミンC
元気をつけなくてはいけないからと、量を多く食べることをすすめる人もいますが、そういった栄養よりも、とにかく水分とビタミンC。実際に試してみたところ、慣れないうちは本当に治るのか不安が先に立っていましたが、時間が経つと、確かに症状は和らいでいきました。その後一年以上この方法で風邪とつきあうようになってからは、もう市販薬は使わなくなりました。風邪の度に病院へ行き、診察と処方をしてもらうと案外コストがかかるので、経済的にも助かります。
もし病院にかかり、診察を受け、処方されたら、それが本当に要る薬なのか、医師と確認することも必要ですし、それぞれの薬にどのような働きがあるのかなども、しっかりと把握をすることも大切です。
体調の変化に敏感になる
市販薬や病院処方の薬で治す習慣と距離をおくようになると、風邪のひきはじめに早く気づけるようになります。早めのビタミンCとたっぷりの水分、そして自らの生活習慣のどのあたりに改善すべき点があるのかを振り返るのも重要ですね。
ヨガが生活を見直すきっかけになる
また普段からヨガを行っていると、少しの変調にも気づきやすくなります。ヨガグッズの中には風邪予防に役立つものも。そのひとつに「ネティポット」があります。
ネティとは、ヨガの浄化法「サット・クリア」のひとつ。ポットにひと肌程度の塩水(生理食塩水)を注ぎ、片ほうの鼻の穴へ流しいれます。それを、もう片方の鼻の穴から出します。濃度の高すぎる塩水や熱湯は、鼻の内部を傷めてしまうので、くれぐれも温度と塩分濃度には気をつけましょう。
ネティポットはオンラインショッピングサイトや物販を扱うヨガスタジオなどで購入できます。鼻という大切な器官に水を通すのは、初めてのことだと緊張と注意が伴います。いざやってみようというタイミングが急であればあるほど、長続きもしにくいので、ネティポットに関心がわきはじめたら用意をしておき、予め使用方法などを練習しておくと良いかもしれません。
ネティでの鼻洗浄とビタミンC、そして水分補給、毎日のヨガの習慣。ひきはじめの風邪はこれでもう怖くありません。初期段階で風邪を治せたら、冬をさらに快適に過ごせますね。