瞑想のイメージ

瞑想の指導法を覚えて、ヨガ指導者として仕事の幅を広げよう!

一昔前、ヨガは主に女性のダイエット・美容としての側面ばかりがフォーカスされていました。ヨガをする場所は、ホットヨガを含むヨガスタジオ・スポーツクラブがメインでした。近年、ヨガの様々な効果(集中力を上げる・リラックスできる・怪我をしにくくなる・・など)が認知され、ヨガをする場所は多様化しています。

ヨガ指導者としてすでに活動されている方は気づいている方も多いと思いますが、現在ヨガを教える場所はどんどん多様化しています。多様化することで、ヨガに求める効果も様々です。現在注目されているのがヨガと密接な関係にある『瞑想』です。「瞑想もやってみたい・興味がある」という人が増えています。その理由とはなんなのでしょうか?

なぜ今、瞑想が注目されているのか?

室内でスーツ姿の男性3人があぐらの姿勢で瞑想をしている
経営者などもパフォーマンス向上のため瞑想に注目

松下幸之助(実業家)、スティーブ・ジョブス(Apple社 創立者)、クリント・イーストウッド(映画監督)、イチロー(野球選手)など様々な有名人が瞑想をしている(していた)ということが雑誌などで取り上げられたことにより瞑想に興味を持つ人が増えたことにあります。

瞑想の効果にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • ストレス軽減
  • リラックス効果
  • 自律神経が整う
  • 集中力が増す
  • 感情が安定する
  • 幸福感が増す
  • 頭がスッキリする

これらが近年、科学的に証明されるようになり、それがメディアで取り上げられ『瞑想』が注目され始めました。

瞑想<メディテーション>はどこでも教えられる!

2人の少女と1人の男子が体育館のような場所で瞑想を練習している
学校教育でも取り入れられている瞑想

実践するのに何も道具を必要としない瞑想は、どこでも教えられるため、今後ますます指導場所が増えていくと予想されています。瞑想教える場所と聞いても、あまりピンとこないかもしれません。でも、瞑想はすでに様々なところで始められています。

企業

「集中力を上げる」「ストレス軽減」といった効果を期待して企業が講師を招き、就業時間やお昼休みなどにヨガ・瞑想を行うところが増えています。特に瞑想は座ったままできるので習ったことをオフィスや、通勤時間に実践できると好評のようです。ヨガ先進国であるアメリカでは、”瞑想ルーム”を設けている企業も増えているそうです。

介護施設

瞑想は「認知症の予防に繋がる」「幸福感を感じやすい」などの理由から、瞑想の時間を設けている施設があります。施設に入っている方へはもちろん、ご家族やスタッフのストレス軽減のためにヨガや瞑想のクラスを開催する施設も増えています。

学校

「多感な思春期の心をケアするため」「勉強への集中力を上げるため」といった理由から、瞑想の時間を作る中学校や高校が増えています。瞑想を取り入れた高校のデータによると、瞑想を継続することで、口論が減ったというところもあるそうです。

病院

「手術前の緊張を取り除くため」「出産への恐怖を取り除くため」といった精神的な効果を期待して、入院している患者さんに瞑想を積極的に提供している病院が増えています。また、近年、医療従事者が瞑想を学び、指導しているという例も増えています。

スポーツ団体

ドイツのサッカー代表やサッカー選手の長友佑都がヨガを取り入れていることからスポーツを好む方からもヨガ・瞑想が注目されています。怪我をしにくい身体を作る、瞬時に的確な判断ができるなどの効果が期待されているようです。

ポーズ(アーサナ)指導と、瞑想指導で仕事の幅が広がる!

瞑想を必要とする場所は、今後ますます増えていくことは間違いありません。ヨガ指導をする方で生徒さんから「瞑想をクラスに取り入れて欲しい!」という声を聴いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もともとヨガのポーズ(アーサナ)は、瞑想で座り続けるための”身体の土台作り”のために存在します。瞑想とヨガは切っても切り離せない関係です。ヨガ指導者が瞑想を指導できるようになると、大幅に活動が広がるだけではなく、ヨガ指導者としても深みがでてくるに違いありません。