ヨガを学ぶことと伝えることを分けて考えよ!
自分が健康になるために、とか自分がリラックスするために、とかね。それをベクトル(矢印)に例えると、自分の中に向かってるでしょ。(ヨガ→自分の為に)固い言い方をすると”インプット”だね。
じゃあ”ヨガを教える“っていうのは誰のためにやってるの?
すなわち”アウトプット“になるわけよ。ティーチャートレーニングを卒業してヨガを教えるとなった瞬間、今まで自分の内に向いてたベクトルが反対になるわけ。ヨガを教えるっていうのは人のためにやっているわけでしょ? 生徒が笑顔になるため。生徒が心穏やかになるために。
ヨガというのは自分にあるのは大前提。だけどヨガを教えるということは、自分の学びを外に向かって表現するということなわけだから。
必要なのは、アウトプットの練習!
それは今までインプット(学ぶ)しかしてきていない人が、いきなりアウトプット(伝える)しようとしても、最初から上手くできるわけがないんですよ。
例えば、もともと学校の先生だとか、舞台女優、あとモデルなんかをやってきた人がヨガを教えたらどうなるか? たぶん普通の人に比べてすぐできるようになると思うよ。
なぜなら”人に伝える、表現する”ということを本業としてやってきているから。いわゆる彼らはアウトプットのプロなんだよ。
では、今まで一般の人がどれだけ人生の中で、アウトプットするということを重ねてきたか…?
- 喋り方(スピード、間の取り方、抑揚など)
- 目線の配り方
- 歩き方
こういうことって「一体何人のインストラクターが意識的にやってるんだろう?」って思うよ。
たとえるなら、ヨガのティーチングの現場を舞台だとしよう。その舞台に台詞も覚えずに、発声の練習もしないで上がろうとしますか? そんな人いないですよね?
役者にとって、台詞を覚えたり、振付や発声練習したりするのは当たり前のようにヨガティーチャーにとっても、日々のヨガの練習や知識を深める事は当たり前なんだよ。
ティーチャートレーニングではインプットすることはとことんやるけど、僕が知る限り、ティーチャートレーニングでこういうアウトプットの練習を細かくやってるところは見た事がない。
みんな、練習してないから、下手くそなんだよ。人を引き付けるようなクラスができない。だからみんなできなくて凹むわけだけど、やったことがないのにできないのは当然でしょ。
今、僕が担当させて頂いてる”ヨガビジネス講座”だって最初は大汗書きながらやってたよ。だって、僕もあんな大人数の人前で喋ったことなかったんだから。
今では、12期講座を重ねて場数を踏んできたから、人前で堂々と話せるわけだけど。何が言いたいかというと、やったことない人は時間はかかるかもしれないけど、きちんとアウトプットの練習をすれば誰でもヨガインストラクターになれるんですよ。それはプロとして当たり前のこと。
学んだことをどう伝えるかっていう視点がおろそかになっていました!
“人をみる”ということ
相手を見る。興味を持つ。その人を知ろうとする。この人はどんなクラスを受けたいのかな? 今日、下目がちなのは何があったのかな?って掘り下げて考えてみる。それがアウトプットする上で大切になってくる。
クラスに入ってきたときの様子だったり、その人がどんなことに興味があるのかっていうところまで観察することなんですね。
そういえば佐久間涼子先生のクラスに出たとき、私が「呼吸の吸う息が吐く息より短くて苦しそうだった」とか、「最近ストレスたまってそうだね」とか、ほんとに些細なことに気づいてくれて感動した記憶があるんです。
生徒のことをちゃんと見てくれてる、知ろうとしてくれてるって。まさに、そういうことなんですね~(じーん)。
アウトプットの練習と、人をみること。かなり、深い! いやあ、勉強になりました~
ヨガ以外でも場数は踏める! 実践あるのみ☆ 勇気を出してやってみよう!