自己紹介・臨床心理士とは?
皆さん、初めまして。
臨床心理士兼ヨガインストラクターの南 舞(みなみ まい)です。今後、ヨガジェネレーションにて定期的にブログを書かせていただくことになりました。どうぞよろしくお願い致します。
ヨガインストラクターは分かるけど、「臨床心理士って何?」と疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。日常過ごしていてもなかなか出会わない名称かもしれません。まずは簡単に私のお仕事について、普段の活動についてお話しします。
臨床心理士とは? どんな仕事?
臨床心理士とは、いわゆる心理カウンセラーだと思ってもらえたら分かりやすいと思います。日本臨床心理士資格認定協会が発行している民間資格の名称で、心理カウンセラーの中で最もメジャーな資格となっています(ヨガでいうとRYTのような感じでしょうか)。具体的には教育・医療・福祉・産業など様々な分野で活躍する方がいます。
臨床心理士とは何かなんとなく分かったところで・・・ではどんな仕事をしているのでしょうか。
主な仕事は、カウンセリングを通して心のケアをすることです。カウンセリングというと“アドバイスをする”という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実はアドバイスは基本しません。また、巷でよく聞くメンタルトレーニングも私はしていません。(中には、メンタルトレーニングをやられている臨床心理士さんもいらっしゃると思います。)
どちらかというと、クライエントが自身の気づきを促せるように話をさせて頂いたり、クライエントが抱える問題を自らの力で乗り切っていくためのサポートをするのが私たちの役目です。(このお仕事のお話をさせて頂くとよく、相手の心の中読めるんでしょ?と聞かれますが読めないです。笑)
私の普段の活動
私は現在、学校でスクールカウンセラーとして子供たちや保護者の方の心のケア、企業で社員の方々のメンタルヘルス対策、心療内科での勤務などをしています。
その傍ら、ヨガインストラクターとして平日の夜や休日にスタジオレッスンを担当したり、イベントに出演したりしています。また、最近では勤務する大学にて、学生向けに椅子ヨガのミニレッスンとストレスケアに関する講義をさせて頂いたり、多くの方にヨガを知って楽しんでもらいたいという思いから、自主開催でヨガイベントを開催したりしています。
ヨガとの出会いとこれから
なぜ臨床心理士である私がヨガインストラクターを志したのか。話せば長くなるので、それはいつかの折にお話できればと。
もともとは大学生の頃、ヨガスタジオで受付スタッフをし、そこでヨガに出会いました。その時お世話になっていたインストラクターに「ヨガと心理学はとても大きな繋がりがあるから、勉強しておくといいと思うよ。」と言われていました。当時まだ学生で、かつヨギーニとしてもまだまだひよっこだった私は、それを言われても「はて?」という感じでした。
最初はダイエット目的で始めたヨガも、呼吸が日に日に深くなっていく感覚、心と身体が繋がっていき、自分の中でコントロールが効くような感覚が心地よくなり、いつしか自分の生活に根付いていくようになりました。
今自分がインストラクターとして活動するようになって、当時インストラクターさんに言われたことがなんとなく繋がって見えてきたような気がしています。
今後は、臨床心理士の立場から見て、心理学とヨガがどんなつながりがあるのか、またヨガがメンタルヘルス、ストレスケアにどんな効果をもたらすのかを私なりに感じた視点でお伝えできたらと思います。
※編集部より:一般的には「クライアント」という単語が使われますが、臨床心理士や社会福祉関連では、サービスや援助を受ける相談者を「クライエント」と呼ぶ傾向があります。