記事の項目
キャベツの下ごしらえはいたってシンプル。手でちぎって、熱湯を回しかけて、余熱で火を通すだけ。この、『手でちぎる』のが大切なポイント。繊維を不規則に切断することで火の通りが不均一になり、その不均一さが歯ごたえに楽しさと旨味をプラスします。
今回はこんなシンプルな下ごしらえの春キャベツにぴったりな3種類の香るオイル(フレーバー・オイル)のご提案です。素材そのものを活かす、シンプルで奥深いオイルは他のお野菜たちを食べる際にも活用出来ますのでぜひぜひお試しください♪
レシピ
材料
- 新鮮なキャベツ(もしくはお好みの旬の野菜)
- 粗塩(全てのオイルに使用、ミネラルたっぷりの海塩がオススメです)
オイル1:ガーリック・レモン・オイル
- ニンニク
- レモン
- エキストラヴァージンオリーブオイル
- 粒黒胡椒(使う直前に粗く砕く)
オイル2:スパイシー・オイル
- クミン(ホール)
- コリアンダー(ホール)
- フェンネル(ホール)
- 赤唐辛子
- お好みのオイル
- 粒黒胡椒(使う直前に粗く砕く)
オイル3:アジアン・オイル
- ナンプラー
- ココナッツオイル
- ハチミツなどのお好みの甘味
- 酢
- 赤唐辛子(お好みで。粗く砕いておく)
作ってみよう
- ガーリック・レモン・オイルを作る。ボールにガーリックをすりおろし、粗塩とレモンの絞り果汁、エキストラヴァージンオリーブオイルを加えてよく混ぜ合わせる。
- スパイシー・オイルを作る。フライパンにスパイス類を加え、それらがひたひたになるくらいのオイルを加えて弱火で熱する。スパイス類からシュワシュワ泡が出てきてこんがりし、赤唐辛子がぷっくりふくれてきたらすぐに火を止めて冷ます。
- スパイシー・オイルの粗熱が取れたら粗塩を加えてよく混ぜ合わせる。
- ボウルにアジアンオイルの材料を全て加える。ココナッツオイルは気温によって固まっているので、湯煎で溶かし、よく混ぜ合わせておく。
- 湯を沸かす。キャベツを一口大に手でちぎってざるにセットし、熱湯を回しかけてざるを降り、余熱で軽くキャベツに火を通す。よく水気を切っておく。
- 器に5を盛り付け、お好みのフレーバー・オイルで楽しむ。
ちょっと一工夫
- スパイシー・オイルでスパイス類に火を通す時、パチパチと跳ねるので注意する。また、粗塩は水分を含んでいるので、このスパイシー・オイルに加える際はオイルの温度が下がってからにする。
お好みのフレーバー・オイルで自分好みの食べ方を
湯通ししたキャベツの美しい色合いを活かすべく、今回は青皿祭りです!まずは爽やかにレモン香る、ガーリック・オイル。合わせたお皿はクールな色合いの青皿。
ホール(パウダー状になっていないまるごとの)スパイスたっぷりのオイルはクセになる美味しさです。『あまり使ったことはないスパイスは使いづらいかも???』な不安をお持ちの方にこそ使って欲しい、このフレーバー・オイル。
特にフェンネルは、今私自身が特にお気に入りのスパイスです!心地良い青い香りとほろ苦さが、オイルで熱することによって、青い香りは残しつつも、香ばしいナッツ系の香りに変化していきます。その幸せなことといったら・・・・
この湯通しキャベツだけでなく、お家サラダにもぜひサラっと回しかけてみてください!お店で食べるような極上サラダに早変わりですよ♪
アジアン・オイルは、大好きなバリを思い出させてくれる味わい。このオイルは、これからの季節に美味しい冷奴にかけてもいいですよ。
素材自体のシンプルな旨味を引き出すべく、ちょっぴり小技を効かせたオイルで旬の旨味を楽しんでみませんか??