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新しい環境を迎えた時、恐らく多くの人が環境そのものよりも「対人関係」に緊張を感じたり、悩んだりすることが多いのではないでしょうか? 世の中にはいろんなタイプの人がいますし、必ずしも自分と会うタイプの性格とも限らないですよね。
そんな悩める対人関係も心理学の理論を知っておくと少し楽になるかも!? 今日の記事は、心理学的な性格分類の理論とタイプ別対応法をご紹介します。明日からの人間関係に役立つヒントになればと!
付き合い方にも性格が出る!?
巷でよく聞く性格診断。例えば、血液型で性格診断をすると「A型は几帳面」「B型は自由」など、色々タイプが分けられますよね。(ちなみに私はAB型。学生の頃はよく二重人格とか変わり者だー!って言われてました^^;(笑))
実は心理学の中でも、正確に関する研究は様々あるのです!今日は、その中でも日常に生かせそうな【カレン・ホーナイの性格分類】をご紹介します。
あなたや周囲の人はどのタイプ?
カレン・ホーナイは、ドイツの精神科医・心理学者です。彼女は神経症の研究をしていく中で、人間には下記2つの側面があり、これらの間には葛藤があるとしました。
- いろいろな欲望を持っている=真の自分
- 欲望を持たない=理想の自分
その葛藤がどんなものかによって、対人関係で相手とどう距離を取るかが変わってくるのだそうです。そして、それは言動や行動にある程度現れているということも分かりました。
自己主張型タイプ:口癖は「私の、私が」
このタイプは、自分の能力に自信があり相手よりも自分が優位な立場になろうとします。自分がどのように影響しているかをアピールすることもしばしば。自慢話も多いので、度が過ぎると煙たがられるタイプ。
追従型タイプ:口癖は「大丈夫です」
物事の判断基準を外部に委ねるタイプ。自分はさておき、周囲に自分を合わせることを優先します。協調性は高いので集団でやっていくのは大丈夫ですが、自分の意見はあまり言いません。それは自分に自信がないからということも関係しています。
遊離型タイプ:口癖は「どうせ」
内向的で、人と距離を取りたがるタイプ。自分についてはもちろん、周囲に対しても期待をしていないです。「どうせ無理」「だって」というようなネガティブな言葉が出がち。とても頑固で自分の価値観などは変えないので孤立することも多いです。
タイプ別!対応方法は?
いかがですか? それぞれのタイプの特徴が分かったところで、何となく自分の周りの人を当てはめてみた方もいるのでは? ここからは応用編。タイプ別にどんな対応がいいか対処法もお伝えします!
自己主張型タイプ
どんな立場の人にも物怖じせずに自分の意見を言う人なので、有能なビジネスマンで出世も早いタイプ。一方で、目立ちすぎて周囲からの反感を買いやすいので、意外と孤独を感じていることも。味方になってあげると関係が深まるはず。
追従型タイプ
協調性が高く、誰からも嫌われないタイプではありますが、その分板挟みになりやすく、それが実はしんどかったりします。相手の大変さに共感し、相談に乗る形でコミュニケーションを取ると相手も心開いていろいろと話してくれるかも。
遊離型タイプ
周りにこびない一匹狼タイプ。納得できる結論を求めているだけなので、時に「え?」と驚くような言動や行動をすることも。そんな自分は周囲に理解してもらえないと思っていることが多いので、成果を褒めてあげると少し打ち解けられるかもしれません。
タイプを知ることは、自分を守ること
なんとなく自分のタイプ、あるいは自分の周りの人がどんなタイプか分かりましたか? 複数のタイプが混ざっていることもあるのでなかなか「これ!」というのは難しいかもしれませんが…
相性が合う人は良いですが、誰にでも苦手な人はいると思います。その相手を目の前にしたときに、「あの人怖い…苦手…」という感情が先立ってしまいますが、この3タイプが頭の中に入っていると「この人はこういうタイプだから。こういう状況ではこう対処しよう!」と言う風に、不必要な傷つきやストレスから自分を守ることにもなりますよね。
そして、そういう相手のタイプを見極めていくには、自分も客観的に、そして冷静になれる状態を作っておくことも大切かもしれません。
私はそれがヨガの練習で養われると思っています。相手のことを知ることも大切ですし、自分がどういう事・物・人に反応しやすいのかということを分かっておけば、どんな場面に立っても、気持ちが高ぶりすぎずに済みます。
- 相手のタイプを知り、それに合わせて自分の対応を変えてみる
- 自分がどんな事柄に反応しやすいのか普段から観察しておく
これが分かっていれば、対人関係でのストレスもいつもより楽になるかもしれませんね。明日は月曜日新たな一週間が始まります。性格分類の知識をあなたの対人関係に生かしてもらえたら幸いです。