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脂肪を燃焼するから痩せる!?
ヨガには脂肪燃焼効果はない!?
脂肪燃焼に不可欠なのは有酸素運動です。有酸素運動とは、継続的に組織や細胞に酸素を供給することによって脂肪燃焼効果を上げる全身運動のことで、20分程度続けて行うことにより、脂肪が燃焼し始めます。そうです、呼吸を伴うヨガは有酸素運動。ただし、脈拍があまり上がらないため、実はヨガそのものにはあまり脂肪燃焼効果はありません。
脂肪を燃やしたいならヴィンサヤを繰り返そう
というのは、一般に、軽くお話できる程度の脈拍数(健康な人で120~140)の運動を途切れることなく30分以上続けないと脂肪は燃焼し始めないと言われているからです。特に脂肪燃焼効果を狙うとすれば、ヴィンヤサを繰り返すことをオススメします。ただし、大切なのは健康でよく動く体であるということ。その脂肪は必要だからそこにいるのかもしれない、ということも改めて考えてみてください。
食事制限で痩せる!?
これはヨガの得意分野かもしれません。ヨガはひとつには動的瞑想という側面があります。動きながらひとつひとつの筋肉や関節に問いかけ、体の中に深くアクセスし、ひとつのポーズ(アサナ)をじっくり極めます。これは、自ら体の感触を発見していくプロセスでもあります。では、そのことと食事がどのように関連しているのでしょうか。
体が欲するものに気がつくようになる
すべての動きが動的瞑想となり、ココロとカラダが仲良くなった結果として、自然と体が欲するものしか食べなくなってきます。もしくは、体が欲しているものに気づくようになる、と言い換えられるかもしれません。実は無駄な食事の大半は、習慣やストレスによるものだからです。
食べる必要がなくなるのがヨガ
本来食事の適量は、年齢や運動量、季節で変わってきますが、習慣や思い込み、もしくは別の衝動が食欲にすり替わることで、体が欲している内容や量を無視してしまっているケースが多いのではないでしょうか。体に良いものを選んで、必要な分だけ摂るようになっていく。ヨガで痩せる、というのはそういった自然な流れの中に、結果としてあるのではないでしょうか。
ヨガで痩せる、にリバウンドはなし
少し時間は掛かりますが、生き方としての結果なので、もちろんリバウンドはありません。いったん身についた良い生活習慣は長持ちし、例えば、忘年会や飲み会があっても、それを中和するように食欲が抑えられ、大きな体重の季節変動が少ない体になっていきます。
部分的に痩せる!?
部分痩せというのは、今ある体型から、脂肪を引いていく方向。脂肪の引き算はどうやってやるのでしょうか?
- 余計な脂肪の居場所を限りなく小さくする
- よく動かす
伸ばす動きと縮める動きで、脂肪にとって居心地の悪い環境を与えます。言うまでもなく、脂肪にとって居心地がいいのは、じっと動かない体。脂肪がある場所は、動かせば動かすほど、脂肪がいづらくなります。
オススメのヨガポーズ
これに最適なのがねじりのポーズです。ねじった後は曲げて、脂肪の層を伸ばしておくとさらに良いです。前屈もお腹の肉で自分の内臓を押すことが目的ですからオススメです。またコブラのポーズなどは、反ると考えず、体の前を延ばすポーズと考えて下腹の脂肪をストレッチすると良いでしょう。部分痩せは物理的に難しいという説も耳にしますが、気持ちよく伸ばしていると結果としてついてきます。
目的とするのではなく、気持ち良く、集中してヨガを深め続けることで、結果として健康で引き締まった体になっていく、というのが「ヨガで痩せる」ということではないでしょうか。