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ヨガの情報番組『YOGI’s CHANNEL』を動画で見る
ゲストは、雑誌『Yogini』の編集デスク:大嶋朋子さん
この番組は、「ヨガをもっと面白く、もっと本質的に」をモットーに、ヨガのWebメディア『ヨガジェネレーション』がお送りしています。
毎回ゲストをお招きして、あるテーマを深掘りしていくヨガの情報番組です。
本日は、雑誌『Yogini』の編集デスク、大嶋朋子さんにいらしていただきました。よろしくお願いします。
雑誌『Yogini』のほか、雑誌『YOLO.style』やwebメディア『YOLO.web』の編集デスクを務められています。専門学校卒業後、フリーランスのライターとして健康本や医療本の執筆に携わります。ピークス株式会社を経て、エイ出版に入社。
『RETRIEVER』『アロマじかん』『ハワイスタイル』の編集長、『東京生活』の副編集長を経て、その後はトレーニング本や女性の心と体を豊かにする書籍の編集に携わります。これまでにインタビューしてきた人数は数千人を超え、現在は、心理カウンセリングや傾聴を学び、日々女性の心と体についての知識を深めていらっしゃいます。
『伝えたいこと』をちゃんと読み手に届ける方法は?
でも「頭の中がこんがらがって結局書いてみたら何が言いたかったのか分からなくなった」みたいなこともあると思うんですけど、伝えたいことを伝えるためには、どういう方法がありますか?
じゃあ、自分の講座を伝える時に「この講座は誰が対象者なのか」というのを自分でわかっていると思うんですけど、その人を相手に書く。
不特定多数ではなくて、「決めた人に対して書く」という明確さが必要だと思います。
伝えたい相手が何を求めているかわからない時は?
書く時に編集者が使う『頭の整理術』
1つはまず、「手を使うこと」。インストラクターさんって、ツールとしてはスマホやパソコンだったりが多いと思うんですけど、手でメモをすることって最近減っているのではないかな?と思うんです。
漢字、カタカナ、ひらがなを使い分けるところに、また刺激がいきますよね? それから、文字もビジュアルなのでイメージが変わってくる。
それから、それを書くことで立体にできるんですよね。
まずはランダムに、とにかくこの企画に対して思いつく単語をいっぱい出してみる。たくさん出すことで、初めて取捨選択できるようになるので、まずはいっぱい出してみることが大事ですね。
で、3つ目のポイントですけど、その単語毎に1つの文にしてリスト化してみる。
- これこれこういうことです
- これこれこういうことです
そうやっていくと、1つずつに対して考えやすくなるんですよね。
そこで、お箸とスプーンと箸置きの話をするのに、「この食事をするためのカトラリー」という考え方ではなくて、「お箸の話」「スプーンの話」「箸置きの話」と1個ずつ考えていくことで、そこからのさらなる広がりが考えられたり、1つずつに対して深く考えられたりとか、っていう風になるんですよね。
3つのことを同時に考えると、用途も違うから頭の中が混乱していくんですよね。だから、整理が普段からしづらいという方は、たぶんそういうところにあるんじゃないかなと。
最初はまとめなくていいんじゃないかと思います。
文になった時に、言葉にすることで自分の耳に入ってきて、客観視ができるようになるかなぁと思います。
例えば、Yoginiでも、私が考えた企画を編集長の橋村がそれを読んでツッコミを入れたりだとか、橋村が言ったことに私が何かを言ったりとかすることで、お互いに客観視することで、違う視点から物が見えてくるようになるんですね。
私もそういう癖があるので、ものすごく橋村にツッコまれるんですけど。
自分の頭の中を整理する4つのポイント
- 手を使う(=頭を使う)
- 単語をたくさん出す
- 単語毎に1つの文にして、リスト化してみる
- 音読してみる
情報を取捨選択する時に、どうやって決めたらいいの?
その対象者が考えていることが分からなかったら、対象としている人に聞いちゃえばいいんじゃないかと思います。
Yoginiは取材の前の取材をして作られていた!
それが違う方向かもしれないけど、最初に方向性を持っておくことで、次に進められる、というのはあるかもしれないです。
リサーチはどのくらい必要なの?
3人くらい聞いてみんなが同じ方向を向いてるなら、あと2人くらい聞いてみて、その2人が何を言うか。
みんなが本当に同じことを言うんだったら、「じゃあ、そこでいいじゃん」ってなると思うんですけど、また違うことを言う人がいるのであれば「また違う見方があるんだな」っていう風に考えればいいと思います。
じゃあ、みんなが違う悩みを持っていたら、どの悩みの人を解決してあげたいかっていうことですね?
最後に、大嶋さんから何かお知らせはありますか?
第1回目を6月16日(日)に行います。その後、定期的に開催していきますので、チェックしてください。