体だけでなく心も呼吸法でクールダウン
暑い日が続きますね。温暖化の影響か、ここ数年の夏の暑さは健康に影響を及ぼすほど。体調管理のためには、エアコンを上手に使う事も重要な時代になってきました。ただし、いつでも自分で室温や外気温をコントロールできるわけではありません。体感温度だけでなく、暑さにダメージを受けた気持ちもクールダウンさせたいものです。
今回はこんな季節にぴったりの「シータリー呼吸法」をご紹介します。ヨガをやる方にも、そうじゃない方にもオススメです。
単独で行う呼吸法
ヨガでは、アーサナ(ポーズ)をとるときも常に呼吸を続けることが大前提ですが、アーサナと連動せずに単独で行うものもあります。ナーディ・ショーダナ(片鼻呼吸法)やカパラバディは、ヨガのクラスで経験されたかたも多いかもしれません。シータリー呼吸も単独で行うものの一つです。
シータリープラナヤマとは
シータリーは熱を冷ますという意味。このプラナヤマ(調気法)は、体を内側から冷やし、血液を浄化し、喉の渇きも癒してくれます。同時に気分も落ち着けてくれるので、暑さでなんとなくイライラしたり、集中できないときにもおすすめです。
シータリー呼吸のやり方
- 舌を少しだけ口から出して、舌をストローみたいに丸めます
(できない人は舌を出すだけでOK!) - ゆっくりと舌を通して息を吸います
- 口を閉じて、息を止めます
- 両鼻からゆっくりと息を吐いて、吐ききります
- これを何回か繰り返します
※慣れないうちは、3の息を止める部分を省いても大丈夫です。
舌を通して冷たい空気を吸い込み、鼻から体内に溜まった温かい空気を吐き出していく感覚です。オンザマットだけでなく、オフィスや自宅のリビング、自転車に乗っている時など、どこでも実践できますよね。ただ、特徴的な口元になるので、ちょっと人目が気になるかもしれません。そんな時はさっとトイレに行くなどしてみてはいかがでしょう。ぜひ、シータリー呼吸法の効果を味わってみてください。