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わたしの話を聞いて!編
“ヨガ界初”の基礎トレーニングプログラム
ヨガインストラクター佐久間涼子が独自に開発した「THE BASIC」。その進化版をヨガジェネで展開するべく、集結した6人のメンバー。今回は、佐久間涼子がTHE BASICに込めた想いのたけを、叫びます。
具体的にどんなことをやったのか、教えてよ。
永遠にタダーサナ!
THE BASICは、ポーズの数を覚えたり、シークエンス通りに“身体を動かす”ことよりも、“身体をどう使えば”眠っている筋肉を発動できるのか。
その一点に意識を集中させて、基本のアーサナに取り組むプログラムになっているんです。
15年目にして気付いた、身体の本当の使い方
台所に立つことさえシンドくて、いざヨガをやってみようとしても、軸が定まらないし、身体にうまく力が入らず、どこをどう意識していいのかもわからない。
インストラクター15年目にして、まさか自分がこんな体験をするとは思ってもみませんでした。
そして、原因は体幹部の筋力を使えていないことにあると気づいたんです。じゃあ、これをどう解決していくのか、と考えたとき、ヨガをやるだけでは、ここを徹底的に“とらえ・使い・強化”することはできないなと思いました。
そのなかで、私自身が手応えを感じられたものだけを厳選し、プログラム化したものがTHE BASICなんです。
日常では使えない筋肉を刺激し、発動させる
これまで涼ちゃんが活動してきたのは、ヨガのど真ん中やから、便宜的にアーサナを取り入れてはいるけれど。
THE BASICで大切にしているのは“使うべき筋肉”つまり体幹部を構成する深層筋(横隔膜、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)をしっかり使っていくこと。簡単なようで、これが本当に難しい。
いかに、これまで体幹を使わずに身体を動かしていたのかを、多くの参加者が目の当たりにしています。
ただ大抵の場合、リラクゼーションに重きを置いているから、締め上げる、強化するという感覚にはなかなかならないかもしれません。それからヨガのインストラクションって抽象的じゃないですか。
「軸を意識」とか「地に足を着けるイメージ」って、なんとなくわかるんだけど、具体的にどこに力を入れるの?って思いますよね。
要注意!身体のドーナツ化現象
体幹を発動させて初めて軸や、地に足をつける感覚が、ありありとわかってくる。そこを捉えられるか、いなかでヨガの深度は全く別次元のものになる。
意識しやすい表層の筋肉だけでも、なんとなくポーズをとることってできるから、やった気にはなるし、表面的には美しくなるんだけど。それだと、ドーナツみたいに身体の中心は空洞のままというか、安定感がないからヒザや腰を痛めやすかったり……。産後、わたしのように、どこに意識をおけばいいかわからない、といった状態になることもあるかもしれません。
でも、体幹さえ意識できれば、たとえ長期で休まざるおえない状況になったとしても、その後の体の戻りは早いと思います。自転車って、一度乗れるようになると、乗れなくなるほうが難しいですよね。
それと同じで、一度、体幹への意識の置き方を覚えてしまえば、その感覚は一生、自分のものとして残るはずです。
かめこのTHE BASIC 体験記はこちら
ここで、THE BASICへの理解を深めてもらいます。大切なのは、日常に戻ってから。そのため、毎回宿題を出しているんです。それをきちんと積み重ねた場合、1カ月で何らかの変化は感じられる、プランになっています。
次回はメンバーそれぞれが、プロジェクトにかける意気込みを語る「届け、この想い!編」を、お贈りします。