バリ島の人々も認める”日本食”
毎年長期滞在する大好きなバリ島は、多くのヨギー&ヨギーニが全世界から集まる場所。おしゃれでヘルシーな食を提供してくれるカフェが、雨上がりの湿地に生えるキノコのごとく、むくむくたくさんオープンしています。
毎回滞在するたび、楽しく嬉しく堪能させて頂いていますが強く感じているのは日本食材の人気!現地のおしゃれなカフェ・メニューで目にするワードは『TOFU(豆腐)』『NATTTO(納豆)』『WAKAME(ワカメ)』『HIJIKI(ひじき)』などなど・・・。日本語表記の食材を目にするたびに、誇らしい気持ちになります。
“日本食”の名前はヘルシー&おしゃれの象徴
またその中でも面白いのが、温泉卵。カフェで提供されているお料理、本来はポーチドエッグ(沸騰した湯の中に生卵を落とす料理。白身は固まり、黄身がトロけている状態)であるにもかかわらず、『ONSEN-TAMAGO(温泉卵)』という表記で提供されていることが多いです。
温泉卵は、低温で殻のまま加熱することで、白身も黄身もとろとろの半熟の状態。作り方も食感もまったく異なります。でありながら、それをあえて『ONSEN-TAMAGO(温泉卵)』と表記するのは『日本食はヘルシーでおしゃれな最先端の健康食』という価値観が根付いているからこそ。
バリ滞在中、多くのカフェのメニューを熟読し堪能しながら、もっと日本食に誇りをもって食べていこうと思いました!
そんな日本の誇るべき食材、いわゆる日本のスーパーフード『豆腐』や『ひじき』にちょっとアレンジを効かせたレシピでご紹介していこうと思います。今回は世界のスーパーフード『キヌア』とのコラボレーション。ナンプラーを効かせてアジアンな雰囲気に仕上げます。乾物を戻す手間も出来る限り省いたレシピで作っていきましょう。
レシピ
材料
- 豆腐
- 乾燥芽ヒジキ
- キヌア
- 胡麻油
- 乾燥椎茸
- 唐辛子
- ナンプラー
- すり金ゴマ
作ってみよう
- ボウルに豆腐を手で粗く崩す。乾燥芽ヒジキ、キヌアを加えてざっくり手で混ぜ合わせて一晩置く。
- 乾燥椎茸をキッチンバサミで切る。唐辛子は種を省き輪切りにする。
- フライパンに胡麻油を熱し1. を加え、軽く炒める。
- 2. を加え、ナンプラーも加え蓋をして弱火で20分ほど加熱する。途中2〜3回、鍋底から返すように大きく混ぜ合わせる。
- 仕上げにすり金ゴマを加えてざっくり混ぜ合わせ、火を止めて10分ほど蒸らす。
ちょっと一工夫
- 水切りをしていない豆腐に乾物を加えることで、豆腐の水を吸わせます(=豆腐の水切り不要)。
- 加えるゴマは白ゴマではなく、必ず金ゴマを。味わいにコクが出ます。
器とのマリアージュ
アジアなだけに、アジアっぽくシルバーの器に。
ポップなオレンジも大好きな色合い。
ヒジキの黒と合わせたい、やっぱり黒は外せません。
この味わいと香り高い香味野菜は高相性。セロリのシャキシャキが食感と味わいに深みをもたせてくれます。
お醤油を効かせた定番の炒り豆腐に加えて、ナンプラーと胡麻油のアジアンなレシピをレパートリーに加えてみませんか?味わいの妄想旅行は毎日の食卓に楽しいスパイスを加えてくれます。