ヨガ的セルフケアで冬も元気に
気温が低い日が続く冬は、1年の中でも空気が乾燥しやすく、鼻や喉の不調をはじめとして、寒気や発熱など風邪の症状を感じることも多い季節です。これは、鼻や喉などの粘膜が乾燥し、ウィルスや細菌を跳ね返す機能が弱まるからと一般的には言われています。そしてウィルスや細菌などの外敵を身体の中から排除する働きこそが、人間の身体に備わっている免疫力です。
ヨガを続けていくと、日々の身体の調子の変化にも敏感になる方も多いのではないでしょうか。風邪の症状が悪化して病院からもらった薬を飲む、という状態になる前にわたしたちができること。それは、いつもと体調が違うな、少し変だなと気づいた時に、これからご紹介するハーブを使ったセルフケアを活用することです。
ハーブは不調に効くの?
現代広く使われている医薬品は、もとは植物を原料として有効成分についての研究が重ねられ、東洋医学、西洋医学ともに薬として用いられてきました。はるか昔から人々は植物を薬として活用してきたのです。
薬が植物由来である、ということからもわかる通り、品質の良いハーブには正しく利用することで風邪やさまざまな不調に対応する薬効が期待できます。
以前に比べてハーブ専門店なども多くなり、自分の体調に合った品質の良いハーブを相談しながら購入することができるようにもなってきました。輸入食材店でも、手軽にハーブティーを購入できますね。最近では男性のハーブファンも増えているようですよ。
はじめやすいハーブティー
ハーブになじみのない方も、ハーブティーなら親しみやすいのではないでしょうか。毎日に簡単に取り入れられるハーブティーは、速効性というよりも長く飲み続けると効果が表れはじめるため、ゆったりした時間を楽しみながら気長に続けていきましょう。
単品でももちろん美味しいハーブティーも、ブレンドすることでさらに楽しみが倍増します。お気に入りのフレーバーがみつかったら、ぜひ自分好みのブレンドも試してみてください。効能別にいくつかご紹介します。
免疫力を高める | エキナセア |
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体を温める |
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せきを鎮める | タイム |
発汗作用・熱の症状を緩和する |
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ビタミンCの補給 | ローズヒップ |
喉の痛み | ハーブマシュマロー |
ハーブはビタミンやミネラルなどもバランスよく含んでいるため、ハーブティーを飲むだけで知らず知らずのうちに不足しがちな栄養分も補われていくことも。心と身体に疲れを感じて甘みが欲しい人は、抗菌作用の高いハチミツを少し入れてみてはいかがでしょう。
応用編:ハーブオイルやバスタイムも活用して
喉の痛みや頭痛、発熱、鼻づまりには精油の蒸気吸入やハーブバスもおすすめです。
蒸気吸入のやり方
- ビニール袋の中に上質なユーカリやペパーミントの精油を2~3滴たらしたコットンを入れる
- ビニールから息を吸い込む。精油成分が胸の中まで吸い込まれます
- これを数回繰り返しましょう
また、咳が止まらず寝苦しいときはユーカリの精油を少し入れたマッサージオイルを胸に優しく塗りましょう。
ハーブバスのやり方
- 体を温めて発汗を促すカモミール、体の緊張を緩和するラベンダー、血行を促進するローズマリーなどのハーブを選ぶ
- 3杯分ほどの濃い目のハーブティーを作り、40〜41度のお湯をはった湯船に入れる
- 風邪のひき始めは体を温めることが大切なため、入浴時間はのぼせない程度に少しだけ長めに。足湯だけでも代謝が促され不調の改善に効果が期待できます
そして、なにはなくとも、健康管理にはうがいと手洗いが最も重要です。いつものうがいをセージティーでのうがいに変えてみるのもおすすめです。
自分に合ったヨガに出会うように、自分に合ったハーブに出会えると、毎日の生活がよりいっそう楽しいものになります。
オンラインストアも充実しています。ハーブ専門店やオンラインショッピングを気軽に活用し、ハーブのセルフケアを実践しながら、自然に寄り添って免疫を高める豊かな生活を目指しましょう!