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ポーズの順番が決まっており、毎日決まった練習を続けるアシュタンガヨガ。実は最近、アシュタンギー人口が増加中。ヨガジェネレーションのシステム担当者によるとGoogle検索ワードでは「アシュタンガヨガ」の件数が増加しているようです。
何事も教えてもらう先生は大事!とはいえ、今、スタジオに行って教えてもらうことが難しいですよね。
今日は、アシュタンガヨガを始めたばかりの皆さん、練習しているけれどうまくいかないポーズがある皆さんにアシュタンガヨガの基礎をお届け!講師はあのハワイのカリスマヨガ講師、ヨーコ・フジワラ先生です!
動画は名付けて、「アシュタンガヨガ5日間チャレンジ!」
アシュタンガヨガの基本テクニックを集約!
アシュタンガヨガを始めたばかりの頃、やみくもに練習していて陥るのが、異常なほどの体力の消耗。
これまで運動していなかった人はもちろんのこと、自分の体がうまく使えない、変な力がたくさん入って、思ったように動けない。とにかくエネルギーを消費してしまう…。という状況です。そんな方に知っていただきたいアシュタンガヨガのテクニック。
- プラーナヤーマ(呼吸)
- バンダ(エネルギーロック)
- ドリシュティ(目線)
この3つがうまく使えるようになると、集中してヨガの練習ができ、ヨーコ先生曰く
体がふわっと軽く動かせるようになる
のだそう。この5日間チャレンジでは、このトリスターナに向けて、ヨーコ先生が基本と共に動きのポイントを教えてくださいます。
DAY1 ポイントは呼吸!ヴィンヤサシステム|呼吸と動きを同調させる
アシュタンガヨガといえばヴィンヤサシステムの代表的な流派です。アシュタンガヨガの練習を始めたばかりの皆さん、練習中、動きに集中するあまり呼吸を忘れてしまうこと、ありませんか?
私たちは日常生活でもスマホやパソコンを見たり何かに集中したりしているときは気づくと呼吸を忘れている、ということがよくあります。
この動画の中でヨーコ先生がお話してくれていることでポイントとなるのが。
- 呼吸に動きを乗せる
- 呼吸に集中する
- 呼吸をまるくする
- 呼吸を深いところから行う
- ウジャイ呼吸の喉(声帯)の使い方
文章だけで表現しても「?」と思う方もいるはず。まずは呼吸をポイントに動画で練習してみましょう。実際動いてみると、言葉の意味に「なるほど!」と納得します。
DAY2 足を使う!?地面からのエネルギーをもらうバンダの使い方
また、ヨガ初心者の方にとって「バンダを入れる感覚」って何?というのが、正直なところ。ヨーコ先生が毎年開催しているスタジオでのワークショップのアンケートでは、よく「あ、これがバンダなんだってわかりました」「バンダを初めて感じました」という声が聞かれます。
- バンダの基本ムーラバンダとウディヤナバンダ
- 下腹部(重心・中心)をブラさない
- 下腹部(重心・中心)を軸として上下の方向にエネルギーを使う
- 足が押す力と押し返してくる力をうまく使う
今日はスタンディングのポーズに挑戦です!昨日の呼吸も忘れずに、挑戦してみてください。もしかするとバンダ初体験ができるかも!?
DAY3 バンダを深堀!バランスポーズを極める!
出ました!今日のテーマはヨーコ・フジワラのバンダ論一色。アシュタンガヨガと言えば、バンダ。ヨーコ・フジワラと言えばバンダ。(1年に1度毎日バンダの話が聞けるのが楽しみな担当者。)というくらい、ヨーコ・フジワラ先生がバンダの話をしている姿は幸せそうです。
今日は、苦手な人も多いであろうバランスポーズ。何とかしてバランスをとろうと頑張るのですが、軸がブレて集中できないのがウッティタハスタパダングシュターサナです。
- 押す力=ひく力→安定させる
- 立った足を安定させる
- 引き上げ伸ばした足を手前にどれだけひけるかが大事
- 大事なのは中心をブラさない
- 体の動かし方は真ん中から
このポイントを中心に練習してみましょう。
DAY4 アシュタンガのヴィンヤサをレクチャー!
一般的にヴィンヤサというと、ひと呼吸1動作の流れるようなヨガのスタイルを指しますが、今日ご紹介するのは、アシュタンガヨガのポーズとポーズの間に入る「チャトランガ、アップドッグ、ダウンドッグ」の流れ。
- 押す力とひく力の応用。引く力は保ったまま行きたい方向の押す力を強くする
- 大きなポイントはこれ。動きの中心はバンダ
もちろんシッティングのポーズでは、皆さん憧れのジャンプスルーのレクチャーもあります。
DAY5 最終日はドリシュティ。これまでのまとめと一緒に練習してみよう
目を開きながら行うのがアシュタンガヨガの特徴でもあります。ポーズをとるときの目線が決まっています。
ヨーコ先生も動画の中でお話していますが、ヨガの八支則の5番目にくる、プラティヤハーラ(五感の制御=感覚への意識を深め、繊細に感じること。外側に向いている五感の知覚を、内側に方向づけ、内的感覚を高める)にも関連があります。
- 目を開きながら視覚を制御している
- ドリシュティは何かを見る感覚ではなく、1点に目を休ませる感覚
- 目は景色を受け入れているだけで、視覚が物を追うわけではない
- DAY1~4のまとめ。呼吸、足の使い方、バンダ、ヴィンヤサも忘れずに
昨日までのポーズをまとめて、今日をやってみましょう!
何度見ても勉強になる!アシュタンガヨガを始めてみよう
これは私個人的な意見ですが、現実は目を背けること、目を瞑ることができないことが多い。なので、しっかり目を開けて現実と向き合う、アシュタンガヨガが好きです。難しそうなプラクティスではありますが、「思い通りにいかないのが世の中だ」ということも同時に教えてくれていると思っています。
ちなみに、ですが、この記事を書くために1動画5回ずつは見たのですが、毎回違うところに注目してみると
何度見ても楽しめる!
箇条書きにしている太字を1日1テーマに毎日練習してみるのがおススメです。おそらく1ヵ月はこの動画で楽しめるのではないでしょうか。しかも、ヨーコ先生の動画を見ながらやっていると、シンクロするのか少しうまくなった気がするので不思議です。(気のせいかもしれないけど)
元々は今以上に筋肉質だったというヨーコ先生。呼吸やバンダを使うことで、かなり体も変わったそうです。冒頭でお話したトリスターナを目指してアシュタンガヨガを極めませんか?