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アシュタンガヨガの伝統的な練習スタイルである、マイソールスタイル。
一切の話し声はなく、聞こえるのはウジャイの呼吸音と誰かがポーズをほどくときのドンっという音だけ。時折、先生がアジャストに入るものの、ひたすら皆、無言で練習するのみ。
あまりの部屋への入りにくさに入り口で引き返そうかと思ったことがあるほど。私の記憶の中にある初のマイソールスタジオは恐怖でした。笑(※全てのマイソールヨガスタジオがこうだというわけではありません。)
こんにちは!ヨガジェネレーションのべーです。
そういう意味では、アシュタンガヨガのマイソールへの入り口をぐんっと低くしてくれたのが、「ヨガのオンライン化」だと思っています。
先日、ヨーコ・フジワラ先生のマイソール入門コースが開講されました。4週に渡る講座の第1回は、マイソールスタイルの説明から。アシュタンガヨガ初心者の皆さんでも入りやすい講座内容だったので、皆さんにシェアしたいと思います。
「アシュタンガヨガ」は世界共通言語
アシュタンガヨガは、ポーズの順番が決まっています。アシュタンガヨガのプライマリーシリーというのは、インドで受けても日本で受けてもヨーロッパで受けても、シークエンスが変わることはありません。
そう、アシュタンガヨガは万国共通。様々なヨガのスタイルがありますが、アシュタンガヨガのプライマリーシリーズといえば、どこの国へ行っても、同じシークエンスを受けることができるわけですね。
アシュタンガヨガの練習法。マイソールクラスとレッドクラス
今回はマイソール入門クラスですが、マイソールとは別にもう1つ「レッドクラス」というクラススタイルがあります。この2つがアシュタンガヨガの練習方法です。
レッドとは「Led」と書きます。英語のリード(Lead)の受け身ですね。先生のリード(インストラクション)に合わせて行う練習方法のこと。それに対して、マイソールとは、ポーズの順番と動きを覚え、自分のペースで練習していくことを言います。
とヨーコ先生。マイソールでは、自分の練習スピードで練習することができるのは、もちろんのこと、例えば20ポーズ覚えているうちの、どこまでのポーズを今日やるのかも自分で決めることができます。その日の体調や気分に合わせて練習できる、という意味では、敷居が低くなりますよね。
また、入退室の時間も自分で決めることができます。ヨガジェネレーションでも、マイソール以外の受付は全員揃うまで、確認をしますが、マイソールの時は皆さんが決められたクラス時間の中で好きな時にZoomに入ってきて頂き、都合の良い時間に退出して頂いています。
徐々にポーズが増えていくので、いつの間にか成長している!
とはいえ、「いきなりポーズの順番なんて覚えられない!」「そんなに体力ない!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもご安心ください。
マイソールでは先生から1つずつポーズをもらっていくので、徐々にポーズが増えていくため、気が付くと「こんなにできるようになっていた!」ということが。いきなり全部できるようになろうと思わなくていいということ。少しずつ積み上げていくことでいつの間にか違う景色が見れるようになる、ということですね。
マイソールとレッドクラスはどちらにも意味がある!
「じゃあ、マイソールとレッドクラスってどちらがいいの?」という声が聞こえてきそうですが、どちらも大切だから、2つの練習方法が伝統的に脈々と受け継がれてきたのです。
ヨーコ先生はこんな風に説明をしてくれました。
マイソールスタイルでは、最初は覚えなければならないというプレッシャーがありますが、毎回同じことを繰り返すうちに、それが習慣として染み付いてきます。
とヨーコ先生。(確かにない。笑)
毎日あたりまえにやっていることは自然にできるようになっているので、段々と「考えなくてもできるようになる」そうして「感じること」ができるようになったときに、マイソールの一番の良さが発揮されていくのです。
同じことをしているけれど、「感じる」ことは毎日違う!
特に1ヵ月の中でも変化のある女性の身体はこの変化を感じやすいかもしれません。体はもちろん、心も毎日違いますよね。
ちなみにヨーコ先生のすごいところは、自分が感じ取った「身体感覚」を言語化することがめちゃくちゃ上手いところ。それをそのまま私たちに伝えてくれるので、ヨーコ先生のレッスンを受けると受けている自分の体の感度も上がる気がします。(個人的にオンラインでもたくさんの人が集まるのは、これが理由だと思ってます!)
面白いですね、アシュタンガヨガ。
ヨーコ先生のクラスは今回のマイソール入門クラスはもちろん、早朝のフルプライマリーレッドクラス、週末にはハーフプライマリークラス(フルプライマリーよりもポーズが少ないクラス)も定期的に開催されています。
ヨーコ先生のアシュタンガヨガを受けてみたい、アシュタンガヨガに挑戦してみたいと思っていらっしゃる方はぜひ、挑戦してみてくださいね!(楽しいですよ~!)