屋外でヨガをする妊婦の女性

ヨガインストラクターが妊娠・出産をしたらこうなった!【妊娠編】

お久しぶりです!昨年まで「ヨガの効用を科学する」を連載していたEriです!

実は、産休・育休を頂いておりまして、現在6ヶ月の息子の子育てに奮闘しております。そして今回、妊娠・出産レポートを書かせて頂けることになりました!

いつもとテイストの異なる記事ですが、妊娠・出産のリアルな体験談もぜひお読み頂けると嬉しいです!

想像と違った!妊娠中のヨガライフ

つわりでトイレにうずくまる女性
ずっと子どもを授かりたいと思っていた私。妊娠前にヨガジェネレーションの産前産後ヨガ指導者養成講座に出席、産前産後のヨガについて学んでいました。

いざ妊娠!「よーーし、妊娠中もヨガをするぞ!」と意気込んだ私に襲ってきたのは、想像の遥か上をいくつわり!!!

寝ても気持ち悪い。
食べられず、お腹が空きすぎて気持ち悪い。
ところが、食べても気持ち悪い。
そして吐く。

リストラティブヨガや呼吸法だけでも…!と思い実践しましたが、気持ちが悪すぎて、リストラティブヨガの姿勢を5分以上とることすら出来ませんでした…。

呼吸法に至っては、呼吸に集中するとともに込み上がってくる吐き気。

食べ物の匂いがするリビングで普通の呼吸をすることもままならず、寝室で1日1日をどうにかやり過ごすことだけで精一杯でした。

つわりが明けそう!?急に込み上げたヨガをしたい欲

自宅でマタニティヨガをする妊婦
妊娠4ヶ月が過ぎた頃、少しつわりが落ち着いてきて、リストラティブヨガから復帰。

しかし、まだ体調も一進一退。ピーマンの匂いで一気につわりがぶり返して2〜3日寝込むなんてことも…。妊娠5ヶ月半ごろ、ようやく清々しい1日を送れるほどに回復しました。

それとともに、普段はとっても朝の弱い私が、朝5時ごろ目覚めるように。ヨガをしたい欲が急に込み上げてきて、毎朝ヨガをするようになりました。

2ヶ月ほどヨガをしなかった身体はカチカチ・・・。身体の赴くまま、凝り固まった身体をほぐすように、ゆっくりゆっくりアーサナと呼吸法を行っていました。

この後、7ヶ月ごろにはフローで動きたい欲が高まり、妊婦向けのアシュタンガヨガを毎日やり、妊娠8ヶ月後半からは徐々にゆっくりしたヨガに戻っていくことに。

妊娠期は、どんどん身体が変わるため、どんなヨガをしたいかもすごいスピードで変わっていくことを実感。身体の声を聞きながら、その時期に合わせたヨガを行う必要があると思いました。

つわり明けに実感したサントーシャ

つわりが終わった時に待っていたのは、「ご飯を食べて“おいしい”って思えるのって、なんて幸せなことなのだろう!」という感動です。

ご飯を食べられず、ベッドから起き上がることもままならない数ヶ月を過ごした後、普通に日常生活がおくれること、特にご飯のありがたみに感動しました。

この時はいつも「本当に幸せ!ありがたい!美味しいものを食べて美味しいって思えるのって、なんて幸せなことなんだろう!」と言いながら食べていました。笑

これってまさしくサントーシャ(知足)だなと。なんてことない日々ですが、「それだけで満たされている、充分なんだよ」というヨガの教えです。

この感動から早1年。この時ほどご飯にありがたみを感じていない自分がいます。人間はすぐ忘れてしまうもの…。ふとした時にこの体験を思い出して、サントーシャの実践に繋げていきたいです。

ヨガをしていたから?胎動に気づくのが早かった!!

お腹に手を当てる妊娠中期の妊婦
妊娠5ヶ月(16週)の頃に「ポコっ」とお腹が動き、直感で「胎動だ!」と気が付きました。

一般的に、初産だと胎動を初めて感じるのは18〜20週頃のよう。なので、胎動を感じる時期としては早め。

妊婦さんの体形などによって左右されるので、一概には言えないですが、私はヨガのお陰で早く胎動を感じることができたのだと思っています。

というのも、ヨガを行い普段から自分の心と身体に耳を傾けていていると、その変化・感覚に敏感になりますよね。経験のない「ポコっ」という動きで、すぐに胎動だとわかりました。意外なところでヨガの恩恵を受けることができて嬉しかったです。

胎動を感じるようになってからは、シャバーサナをやっている時に毎回「ポコポコ」。「赤ちゃんもヨガ気持ちよかったのかなぁ?」と赤ちゃんとのヨガタイムを楽しめました。

妊娠中のマイナートラブル

腰痛のために腰に手を当てる妊婦
以前こちらの記事で以下4つのマイナートラブルにヨガが有効だと紹介しました。

  1. 腰痛の予防・改善
  2. 睡眠時間・質の改善
  3. 不安感・抑うつ気分の改善
  4. 尿もれの改善

私の実感としても、ヨガの恩恵か、これらの事にはあまり悩むことなく妊娠期間を過ごすことができました。

一方、妊娠中期から仙腸関節痛に悩まされました。おしりが痛くて、長時間座っている時と、そこから立ち上がる時が苦痛でした。

幸いひどいものではなく、軽いヨガを行うと軽快したので上手く付き合いながら妊娠期間を過ごした感じです。

仙腸関節痛は、産前産後ヨガ指導者養成講座で初めて知ったマイナートラブルでした。講座に出席していなかったら「この痛みは何?」「どうしたらいいの?」ともっと悩んでいたと思います。

妊娠・出産は自分の心と身体が劇的に変化する10ヶ月間です。急な変化に慌てないためにも、講座で基礎的な知識を身につけられて本当に良かったと心の底から思います。

今回は、妊娠中についてレポートさせて頂きました!妊娠経過は十人十色。ヨガをやっていたら絶対経過が良くなるとは限りませんが、私はヨガのおかげで臨月まで割と快適に妊婦生活を送れたと思っています。

またの機会に出産についても体験談をシェアさせてください。ヨガをやっていると本当に安産になったのか…?ご報告します!