ヘナとは?
ヘナ(アラビア語)はミソハギ科の低木の植物で、日本では「指甲花(シコウカ)」を指しますが、ヘナはボディアート自体を指す言葉としても使用されます。
ヘナは、インドのアーユルヴェーダにおいても代表的な薬草として知られていますが、ボディーアートの一形態として生まれたのは今から約5000年前と言われており、アフリカ、アジア、中東で実践されてきました。
現在では世界各地で無毒の天然染料として、染毛剤やボディーアートに使用されています。
ヘナのボディーアートとヨガの関係
ヘナのボディーアートでは、曼荼羅(まんだら)※1や蓮の花など、ヨガに着想を得たデザインが豊富です。
そのため、ヨガの練習への献身を示すアートであると、ヨーロッパのヨギー間でとても人気です。
その人気はヨギーの間だけでなく、肌を見せる服装が増える夏の時期にヘナのボディーアートをお洒落として取り入れる人、フェスティバルやバケーション中などに期間限定でボディーアートを楽しむ人もいます。
タトゥーに挑戦したいけれど色々な理由でできない方が「落とすことができるタトゥー」としてヘナを選ぶことも多々あります。
また、ヘナの色素は、たんぱく質に反応して発色する仕組みがあるめ、肌にはもちろん、髪や爪を染めることもでき、ます。植物由来の優しい染料として、日本の美容室でもヘアカラー時に使用されていることがあります。
- ※1 曼荼羅:曼荼羅(まんだら)とは、密教で修行や儀式の際に掛けた絵図。
ヘナのボディーアートの手順
- ボディーアートを行う際には、ヘナをペースト状します。
- ペースト状のヘナを注射器やクリームチューブに入れて、皮膚上に描がいていきます。
- 乾くまで2時間程待ちます。
待ち時間が長く感じますが、その分しっかりと色が皮膚につき長持ちします。 - お好みのタイミングで乾燥したヘナを剥がします。
- ヘナの染色は、始めはオレンジ色ですが、段々と赤褐色になっていきます。
その後は、だんだんと薄くなりますが長くて数週間定着していることもあります。
ヘナを使用したボディーアート例
モノトーンなヨガウェアにヘナの色がマッチしています。色々なデザインを定期的に楽しむのもいいですね。
シンプルなデザインを全身に取り入れています。ヨーロッパでは、マタニティーフォトやカップルフォトを撮影する際にヘナのボディーアートを取り入れる方も多いです。
手の甲や手のひらであれば秋冬の時期に長袖を着ていても、ボディーアートがパッと目に入りおしゃれを楽しめます。
ヨガレギンスを着用している際にも見える位置にボディーアートを入れるのも良いですね。素足が華やかに見え、気分も上がります。
ヘナのボディーアートを試してみよう
日本でもヘナを使用したボディーアートを行ってるサロン等がありますし、オンラインショップではセルフキットも売っています。
ヨガの仲間やご家族、友人同士で試してみるのも面白いかもしれません。
秋冬の時期は肌が隠れる服装が多いからこそ、ヘナのボディーアートに初挑戦してみやすいのではないでしょうか。
それでは今回も最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに!