コロナ禍で、「セルフケア」の重要性を改めて実感した方も多いと思います。でも、「セルフケア」って、大人だけが必要だと思っていませんか?子どもには難しいだろうと思っていませんか?
子どもたちも、大人と同じように、日々の生活の中で様々なストレスを抱えています。2021年、小中学生の不登校が過去最多になったそうです。子どもたち自身も「セルフケア」を身につけることができれば、もっと生きやすくなるのではないでしょうか。
「セルフケア」とは
一般的に「セルフケア」とは、自分自身をケアすること。ストレスをためやすい人であれば、運動や旅行、買い物などストレスを解消できる好きなことをしてみたり、体調を崩しがちな人であれば、体力づくりや、睡眠・食事に目を向けてみたり、自分自身の今の状況に気づき、対処法を探し、実行していく、又は予防していくイメージですよね。だとすると、子どもにはやはり難しい。親が気づいて、できることを一緒に考えてみる、やってみることが大切です。
運動不足は現在にも未来にも影響がでる
コロナ禍で運動不足は一番心配とされているのに、2021年度の習い事ランキングでは、今まで1位だった「水泳」から「通信教育(オンライン学習・学習塾)」になったそうです。外出の規制があったので仕方ないとはいえ、成長期の運動不足は今後にかなり影響が出てくるかと思います。
ある研究結果では、子どもの頃に血圧やコレステロール値が高かったり、肥満であった子供は、歳をとるにつれて、記憶力や学習力、情報を処理するための注意力が低下する傾向がみられたそうです。そして、テレビやスマートフォン、タブレット、ゲームなど画面を見ている時間が長くなると運動不足だけでなく、イライラしたり神経質になったり、眠れない、頭が痛い、お腹が痛いなどの不調が増えるという研究結果もでているようです。
運動不足は、現在と未来の両方に影響がでてきますね。
リラックスできる、楽しいと思える運動を継続的に
お子さんによっては、音に過敏なお子さんもいるので、静かな場所にいるだけでリラックスできることもあります。その場所で、親子で一緒に深呼吸をする時間を作るだけでも、心身共に健康になるかもしれません。
手足をグーパーグーパーしたり、変な顔をして表情筋を楽しく動かすだけでも、全身の血流が良くなり、脳にいい影響を与えます。結果的に、集中力が高まり、学力がアップすることも。
水泳や体操教室などの習い事に行くこともいいことですが、コロナ禍ではなくても通える環境ではない家庭も多いと思います。毎日、親子で続けられるちょっとしたことを一緒に探していく。そして、それをするとなんとなく元気でいることに気づけることが、「セルフケア」の一歩ではないでしょうか。
気軽に取り入れられる「キッズヨガ」
水泳や運動教室となると、運動が苦手なお子さんは、行くということだけで、精神的なストレスを感じます。ですが、ヨガとなると、どんなことをするのかな、楽しいのかな・・・と、よくわからないだけに興味が湧いてきます。運動神経や年齢を気にせず、準備する道具などもありませんので取り入れやすい、参加しやすいと思います。
ただ呼吸だけをしたり、目を閉じてじっとしたり、変なポーズをしたり、一人ですることもあれば、お父さんお母さん、お友だちと一緒にすることもある。
見よう見まねでやっていると、すぐには難しいかもしれませんが、徐々に自分のことを見つめる、自分のことを大切にする・・・と、自分のことを俯瞰する力が自然と身につきます。
自分の感情をコントロールすることを学ぶツールとしてヨガは最適なものとして、海外では教育プログラムに導入されているようです。
自分のことを俯瞰する力が身につく
コロナ禍で大人も、いつ何時、様々な課題や困難、問題が訪れるかわからないということを実感しました。そんな時に、ヨガに助けられた人も多いと思います。何かあった時に、感情的に対応せず、冷静に、自分がどう在りたいかを考え、自分を大切にした思考と判断で問題解決していく。こうしたセルフケアのスキルが、子どものころから少しでも身につける環境が増えるといいですよね。
言葉で子ども達にこんな話をするつもりはないけども、ただ強く祈り、笑顔で関わり続ければ、彼らは感性の良さで親の想いを受け取っていく。
キッズヨガ講師、片岡まり子先生の言葉です。
子どものちょっとしたサインで気持ちや障がいに気づけること、声かけの方法、子どもを信じて諦めず寄り添っていくことの大切さを伝え続けています。
片岡まり子先生からキッズヨガを学んでみませんか?
今年も子育てしながらオンラインで学べる「キッズヨガ指導者養成講座」、1月28日(金)よりスタートです!