外反母趾ってどんな疾患?

【ヨガ×外反母趾】外反母趾ってどんな疾患?3人の専門家にインタビュー!

先日、ヨガジェネレーションのメディアで紹介した、外反母趾の専門書「外反母趾 痛み・変形自力で克服足の名医が教える最新1分体操大全」。

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一時Amazonでもランキング1位を獲得したほど売れに売れている書籍です。


女性を中心に年齢問わずに悩んでいる人が多い外反母趾。これは、一体どういった疾患なのでしょうか。今回はこの書籍の著者であり、足の名医である早稲田大学スポーツ科学学術院教授:熊井司先生、そして、理学療法士である佐竹勇人先生、ヨガ・ピラティス講師の本橋恵美先生の3名にお越し頂き、超豪華なメンバーでYouTube撮影が行われました。

女性は要注意!外反母趾の9割は女性

動画で視聴したい方はこちら

今回もお馴染みヨガジェネ代表のMIKIZOがインタビュアー。動画の中でMIKIZOが

MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
私、男子でございますので、もうすぐ生まれて45年になりますが、あまり外反母趾という言葉に馴染みが無くて…

と話している通り、外反母趾という疾患、ほとんどが女性のお悩み。整形外科医である熊井先生も

スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師
スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師 MAB熊井司先生-(2)
私が整形外科の外来をしていても、男の人はほとんど来ないですね。圧倒的に女性です。

とお話されていました。

ひどくなると手術になることも。外反母趾の症状

外反母趾の足の写真
母趾がくの字に曲がり、痛みが生じる外反母趾は多くの人の悩みです。

外反母趾、と聞くと想像するのは、母趾(足の親指の付け根)がくの字に曲がり、骨が突き出しているような上記の写真のような状態。

スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師
スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師 MAB熊井司先生-(2)
ひどくなると、親指が2番目の指(人差し指)に重なってくるようになる。今度は、その重なった上の指が脱臼してしまうようなこともあるんです。

と熊井先生。外反母趾、と聞くと病院に行くほどでもないんじゃ…と思う方もいらっしゃるはず。しかし、このお話を聞くと、ひどくなると大変なことになるのがわかりますよね。だからこそ、熊井先生は

スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師
スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師 MAB熊井司先生-(2)
ここまでになってから、整形外科に来ても手術しかないんですね。だから、そうなる前に、ヨガやピラティスなどの運動療法で予防をしてほしいと思います。

とお話されていました。

原因は先の細い靴やハイヒール。足の筋肉の機能不全が原因

大切なのは靴選び。そして足のケア
大切なのは靴選び。そして足のケア

更に、今回は熊井先生と共に、フェアリージャパン(新体操日本代表)や海外で活躍するバレリーナの足部障害のリハビリに従事されている佐竹先生にも、お話をお聞きしました。実際、どんなことで外反母趾になる方が多いのかをお聞きすると、

佐竹勇人先生
佐竹勇人先生
やはり、靴の形状ですよね。先の細い靴だったり、高いヒールを履く人だったり、若いときに履いていたんですけど、最近は履いていないという人でも、徐々に進行していって、年配になって痛みが出てくるということも多い疾患です。

日本は長く「靴を履く」という文化が無い国でした。草履に下駄という生活が長く、1日中靴を履いているという習慣が無かったため、足指をケアする、という習慣がない、というのも1つの原因だそうです。

スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師
スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師 MAB熊井司先生-(2)
女性は、ハイヒールや先の細い靴を履く上に、それを履いて立ち仕事をしたりしますよね。本来靴は、足を守るためのものですが、その中で足が過保護になってしまっている状態です。また、細い靴は中で足が窮屈な状態になっています。そのため、足の筋肉が機能不全を起こしてしまっているんですね。

と熊井先生もお話してくれました。

大切なのは靴選び。オシャレに必要なのは足のメンテナンス

大切なのは自分でどれだけケアができるかです。
大切なのは自分でどれだけケアができるかです。

ここまでお話を聞いていると皆さんも段々わかってきますよね。大切なのは、そう、靴の選び方。足にとって窮屈な靴ばかりを選んでいると、足のためには良くない…ということがわかりました。

しかし、女性であれば、オシャレな靴、細いスタイリッシュな靴も時に履きたいと思いませんか?これからの時期だったらブーツも履きたいですよね。ここは諦めなければいけないのでしょうか?

スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師
スポーツ医学で足部を担当している熊井司医師 MAB熊井司先生-(2)
そうですね、履きたいのであれば、しっかりと足の指のメンテナンスをしてくださいよ、っていうことを伝えておきたいですね。例え、スタイリッシュな靴を履いていたとしても、履いたあとにちゃんとケアをしておけば、足の変形が進むとは限りません。

これは嬉しい情報です。しかし、どんなことをすればいいのでしょうか?足のケアと聞くと、フットマッサージに行く?など人の手を借りたくなってしまいますが、そこはやはり「自力」。次回の動画では、本題!外反母趾にヨガやピラティスができること、についてお話をして頂きます。

手と違って、つい忘れられそうになるのが足の存在。今、これを書いている私も、冬になって靴下を履き始めるとペディキュアをサボります。(笑)手と違ってついケアを怠りがちなのが、足。

今回のお話を聞いているとオシャレと同時に足の指がしっかり動くかどうか、足のケアも怠ってはいけないなと痛いところを突かれた気がします。

皆さん次回の動画も楽しみにしていてくださいね!

外反母趾を自力で克服!ヨガ・ピラティスワークショップ
外反母趾を自力で克服!ヨガ・ピラティスワークショップ

また、今回この3名の豪華な先生たちをお招きして、「外反母趾を自力で克服!ヨガ・ピラティス運動療法ワークショップ」が開催決定!更に、熊井先生が登壇をされるスポーツ医学アカデミーも10月30日(日)よりスタートします。

特に、「外反母趾を自力で克服!ヨガ・ピラティス運動療法ワークショップ」は足の構造や筋肉についてもしっかりと学んだ上で、必要なエクササイズを勉強しますので、スタジオ開催!とても貴重な機会ですので、ぜひ、皆さん先生方に逢いに来てくださいね!

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