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皆さんは最近、心の底から安心して深く休息したことはありますか?
もしかしたら自信を持って“Yes!”と答える方は少ないかもしれません。現在、厚生労働省の報告では、日本人の5人に1人は睡眠で休養が取れていないと言われ、日本は世界でもまれに見る「寝不足大国」と言われています。
今回は、そんな睡眠や休息についてお伝えします。
休んでいるつもりでも、脳はずっと動き続けてしまっている。現代人の睡眠・休息状況とは?
仕事の「休み時間」はありますよね?そして、「休みの日」もあり、夜には、「息抜きのひととき」もある思います。しかし、それは本当の「休み」になっているのでしょうか?
例えば、「休み時間」だったとしても、スマートフォンで情報をやり取りしていたり、忙しく飲み食いしていたり、次にやる仕事のことを考えていたり、嫌いな人やモノのことを考えてしまったり、何かの失敗を思い出してしまったりしていると、それは全く休み時間にはなっていません。
また、寝る前のスマートフォン利用により、脳が覚醒し、眠りが浅いなどの睡眠障害を引き起こしやすくなります。
厚生労働省の調べでは、睡眠時間が少なく休息出来ていない人ほど、肥満やうつ、がんなどといった死亡や疾患のリスクの増加と関連する事が分かっています。また、人によって必要な睡眠時間には差がありますが、寝不足による経済損失は、18兆円に上るという試算もあります。
心身OFF出来ないその理由とは?
「最近仕事や家事育児、その他業務など、忙しく疲れているが、でも休めない。」こんな風に1度でも感じたことはありませんか?
そんな時、私たちの心は、自分が疲れを感じていくほど「自分が果たすべき義務、役割、責任を果たせなくなるのではないか、周りに置いて行かれたくない。」等といった不安を感じた心理状況になりやすくなる方は多くいないでしょうか?疲れている時こそ、“不安”という心理が働き、心身ともにOFFになりづらく、悪循環に陥りやすくなります。
では、心身ともにOFFにし、深い休息や睡眠を取るにはどうすれば良いのでしょうか?
深く休息するにはどうすればよい?
リストラティブヨガの講師、ティアンアラン先生は、「何かをする」のではない時間を、少しでも良いので、持つようにすることがお勧めと話します。電車の移動時間、仕事の休憩時間、帰宅して食事を済ませた後、お風呂で湯船につかっているとき、など。そうしたとき、誰かとつながりたいとか、何か情報を得るなど、情報ツールのスイッチを入れるのを控える事が重要と話します。
また、深い睡眠を得るためのポイントとして下記を上げています。
- くつろげる環境づくり
- 穏やかな就寝時間の習慣づくり
- 無理やり眠ろうとせず、緩やかに眠りに誘う
- ただ横たわらず、呼吸をする
- 身体が従う規則的で一貫性のあるリズムづくり
深い睡眠や休息を得る事で、記憶力の向上、集中力と注意力の向上、そして、ストレスや不安の軽減や健康体重の維持など、心身にとって多くの利点があります。
また、短い時間で気持ちが落ち着く、簡単でいつでもできる呼吸法をティアン・アラン先生がYouTubeで紹介しています。仕事や家事育児の合間に行う事で深い休息が得られます。
ヨガで睡眠や休息の手助けを。
深い睡眠、休息を得るためには、正しい生活習慣や日常的な運動習慣をつける事がとても重要で、上記のような呼吸法を行う事もおすすめです。そして、私たちの脳や身体は深く“休む時間”を設ける事が大切です。その手助けとなるヨガが“リストラティブヨガ”
リストラティブヨガは、副交感神経が働き、筋肉が緩み、心拍数が下がり、マインドが静まり、全身が穏やかに落ち着くといわれるヨガです。副交感神経がもたらす深いリラックス状態は、身体が自然に眠りに落ちる能力を最大限に高めてくれるものとなります。
実際にリストラティブヨガを行った生徒さんの声として、
自分が、いかに疲れていたか、睡眠不足だったのか(時間は十分でも熟睡できていなかったのかもしれません…)、家族ケアも必要だけど自分ケアはもっと必要なんだと気づかせてもらえた
現代に生きる私たちにとって、とても大切なツールとなるリストラティブヨガ。まだ、リストラティブヨガを経験されていない方、またはヨガのインストラクターで生徒さんによりリラックスして欲しいと考えているインストラクターの方、是非、ヨガジェネレーションのリストラティブヨガをチェックしてみて下さいね。