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“ヨガニードラ”はストレスマネジメントの技法のひとつ
ヨガニードラは、シャバーサナと呼ばれる休息の姿勢をとりながら行うリラクゼーション練習であり、注目のストレスマネジメントの技法のひとつです。「究極のリラクゼーション法」とも呼ばれています。
現代社会では、不規則な生活や精神的ストレスの蓄積により、心身のバランスを崩す人が増えています。心身のバランスを整え、調和を取り戻すのに有効なものとしてヨガは一般に浸透してきていますが、ヨガの中でもまずは“身体”にフォーカスして行うのがアーサナをメインとしたハタヨガです。それに対し、ヨガニードラでは、基本的に寝た状態で私たちの「マインド」に直接的に働きかけます。
ヨガニードラを知らない人が見たら、ただ「寝ているだけ」の状態に見えるかもしれません。しかし、ヨガニードラとは実は、
- 身体の各部位に意識を向けるボディスキャン
- 自立訓練法
- イメージング
- 呼吸法
- アファーメーション(自分に対する「宣言」を言葉に出して、潜在意識に働きかけること)
といった手法を組み合わせて行う、体系化されたヨガメソッドなのです。
ヨガニードラはリラックスして自分のことをもっと好きになりたいかたへおすすめ!
ヨガニードラを行うと、脳波はアルファ―波とシーター波といういわゆる「リラックス」状態に保たれ、癒しと回復が起こります。ただ眠っているだけのようですが、意識がある状態で私たちのマインドに働きかけるため、結果としてただ普通に睡眠をとるよりも深いリラクゼーション効果があるのです。こんな方には特におすすめです。
- 寝ても疲れがとれない
- がんばりすぎて、いつも無理をしてしまう
- リラックスするのが苦手
- 自分の欠点ばかり目につく、自分が好きになれない
また、ヨガニードラは、基本的に仰向けや横たわった姿勢で行うため、身体機能に制限がある人や、高齢の方、闘病中の方、視覚障害のある方、体力の減退している方、妊娠中の方でも練習することができます。
ヨガニードラ体験者の声
「日常生活では体験できない様な気持ち良さだった」
「不眠症が改善した」
「ほんとうにリラックスすることの意味がわかった」
「子宮と友好的な関係を築く事ができ、ひどかった月経痛が改善した」
「“ありのままの自分自身を受け入れる”という言葉の本当の意味が分かった」
「セルフケアができるようになった。自分をもっと大切にしようと思えるようになった。」
ヨガニードラを教えてみよう!
ヨガニードラを学ぶと、以下のようなことが可能になります。
ヨガニードラ専門クラスの開催
まだまだ日本では専門のクラスを開催しているスタジオも少ないヨガニードラをいち早く取り入れ、グループレッスン、または個人セッションとして開催しませんか?
ヨガクラスの最後のシャバーサナでヨガニードラを取り入れられる
ショートバージョンのヨガニードラをアーサナ後のクールダウンとして取り入れ、アーサナだけでは得られないより深いリラクゼーションを体験していただくことが可能です。
クラス中の言葉の選び方や表現方法が豊かになる
ヨガニードラでは、基本的に言葉を使ってマインドに働きかけていきます。声のトーン、言葉の選び方がブラッシュアップされ、より聞いていて心地良いクラス作りに役立つでしょう。
ヨガインストラクターの皆さん、またはセラピストの皆さん、ストレスや疲れを抱えた生徒さん、お客様に対して、ヨガニードラをとり入れて究極のリラクゼーションを提供されてはいかがでしょうか?指導の幅が広がるだけでなく、クラスの質が格段にアップするでしょう。