概要
ウディアナバンダとは、腹部を締め付けるバンダのことである。ムーラバンダで蓄えられたエネルギーを全身に循環させる役割を担っている。ポーズによっては、内臓が刺激されることにより、消化機能が高まる。
概説
・ウディヤナバンダのやり方・
1:背筋を伸ばし、大きく息を吐きながらヘソを背中の方へ引き込む。
2:横隔膜を上へ持ち上げ、肋骨下部を引き締める。
3:次の吸う息で1-3を解放し体の力を緩める。
※息を吸う時にウディヤナバンダを行うと、目と心臓に余計な圧力がかかるため、吸うタイミングがきたら解放すること。
特徴
ウディヤナバンダは腹筋を使うのではなく、腹部を背骨側に引き込むようにすることで、腹部の緊張がほぐれやすくなる。結果として、背面も伸びやすくなり、前屈が深まりやすくなる。また、ポーズの角度により、意識するバンダの方向も変化する。
関連項目
バンダとは
ムーラバンダ
ジャランダラバンダ
出典・参照元
・小山一夫『「火の呼吸」で強くなる!』株式会社青春出版社 P92-93
・雑誌『Yogini』vol.57(枻出版社)P50-51