クリパルヨガ

歴史

スワミ・クリパル(Swami Kripalu / 1913〜1981)によって創設された、伝統的なヨガの神髄を大切にしながら、現代社会に合うように開発されたアメリカ発のヨガである。

アメリカの「クリパルヨガ・センター」で研究開発されてきた。個人の体験に基づく学びと成長のプロセスを大事にしているヨガであり、そのプロセスの中で自分の求めるものを知り、本来の自分自身を取り戻す能力を一人一人が自分のペースで体験的に獲得していく。

特徴

クラスでは、3つのプラクティスステージを通して、プレスポイントと呼ばれる身体の動きやエネルギーに方向性を与える部位に意識を向けてアライメント整え、力強く安定した土台を作ることで、心身を安定させ、プラーナ(生命エネルギー)を活性化させる。

さらに身体を通して心の内側に意識を向けるために、アサナに自分の身体を当てはめるのではなく、自分の状態に合わせたアサナを味わっていく。

いかにアサナが上手にできるかは問題にすることなく、「いま自分自身に起きていること」にただ心を集中させていく。そのため、アサナを長めにホールドする場合もある。

アサナのポイント

指導者にもよるが、クラスはダイナミックな動きを伴うものにも、静にフォーカスしたリストラティブ(心身回復)にもなる。アサナは目的ではなく、自分自身を知るプロセスのひとつであり、さらに「動く瞑想」へとつながる神聖なものであるととらえられている。

アサナをとることだけでなく、アサナを通してありのままの自分を観察し、自分に対する意識を深めることを重視している。

こんな人にオススメ

伝統的なアーサナや瞑想に興味があり、ヨガのための人生ではなく、人生にヨガ的な世界観を持ち、自分を理解し、人との関係を改善するなど、より健全にもう一つの生き方を模索する人に向いている。

身体的に制約のある人や、または瞑想に興味のある人にも向いている。

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