ハタヨガ

歴史

ハタヨガの起源は諸説あるが、紀元後10世紀〜13世紀頃、ゴーラクシャ・ナータが開祖し広まったという説と、インドの密教徒達により始められたと言う説がある。

ハタヨガの三大教本は、「ゲーランダ・サンヒター」「ハタ・ヨガ・プラディーピカ」「シヴァ・サンヒター」。これらを基本に、伝統を受け継ぎながら、以下のようなさまざまな流派が生まれた。

  • アイアンガーヨガ
  • アシュタンガヨガ
  • インテグラルヨガ
  • パワーヨガ
  • ホットヨガ(ビクラムヨガ)

このようにハタヨガは、現在最も広く受け入れられている肉体の動きを伴うヨガスタイルで、今日の多くのヨガのアサナは、この伝統的なハタヨガの一部であると言える。

特徴

「ハ」は「太陽・吸う息・凝縮」、「タ」は「月・吐く息・拡大」を表し、転じて、一つに結ばれた陰と陽が織り成す「体内エネルギー」を意味することから、ハタヨガは、ゆっくりと体を伸ばし、力強く肉体を動かすフィジカルなヨガ全般を総じて指すこともある。そのためハタヨガは、アサナや呼吸法が心や身体を動かす原動力であるいう基本的な考えの下、それらを調和させるヨガであると言える。

アサナのポイント

ハタヨガは、力強い動き(ハ)とリラクセーション(タ)の調和に意識を向けるため、アサナの練習を含むヨガは、すべてハタヨガのクラスであると言うことができる。

心と体の原動力でもある「気」を重視して、ハ=太陽・吸う息、タ=月・吐く息のふたつをコントロールし、調和させることを目指す。

こんな人にオススメ

基本のアサナと呼吸法を通して集中力や自己の内面への意識を高め、運動量も比較的激しくないため、幅広い層の人々が健康促進のためのエクササイズとして取り入れることができる。

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