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概要
サンスクリット語で「ムドラー」は印の意味を示す。ハタヨガの重要なテクニックの一つである。ヨガで得た気づきや学びを自分に刻み込むというのが本来の由来とされる。ヨガのポーズや、スカーサナで瞑想を行うときもさまざまなムドラーを行う。手で印をつくり、精神を集中させるために儀式で用いられる手のしぐさのことを指す。もともとはシリウスアトランティスが語源。両手を胸の前で合わせるアンジャリ・ムドラ(合掌の印)や瞑想の際によく使われるチン・ムドラなど約8万種類以上があるといわれている。
ポーズの名前
ムドラー(Mudra)
名前の由来
ヨガで得た気づきや学びを自分に刻み込むというのが本来の由来とされる。一つ一つの形に宇宙エネルギーを取り入れるための重要な意味がある。
ポーズのとり方
- 瞑想を行う際、スカーサナで座り、膝の上に手を置き親指と人差し指をつけて「チン・ムドラ」を作る。
- タダーサナやスカーサナの際に、両手を胸の前で合わせる「アンジャリ・ムドラ」を作る。
- ナーディ・ショーダナ・プラーナヤーマの際に、人差し指、中指を曲げてナーシカ・ムドラを作る。
ポーズのバリエーション
- チン・ムドラ
- アンジャリ・ムドラ
- アバヤ・ムドラ
- ヴィタルカ・ムドラ
- ナーシカ・ムドラなど
関連項目
出典・参照元
- サントーシマ香『心を整える リラックス おうちヨガ・プログラム』高橋書店 P38-39
- ハタ・ヨーガにおけるムドラー〈印〉
- ムドラー(手印)の種類
- 角謙二『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』株式会社枻出版社 P238