胸式呼吸

概要

呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸があり、胸式呼吸は、肋骨が広がったり、閉じたりする前進後退運動で肺を圧迫し、空気の出し入れをする呼吸法。息を吸ったときに、体が肋骨を引き上げようとして、自然と胸を張る。そのため、姿勢が良くなる特徴がある。この呼吸法を行うときに、肩甲骨周りを固めず、肩の力を抜くのがポイントとなる。背中全体をリラックスさせておかないと、腰に無駄な力が入り、負担がかかるためである。胸式呼吸を行うことにより、胸の筋肉がストレッチされるので、心身ともにしゃきっとする効果がある。また、ストレス軽減にも効果がある。

ポーズの名前

胸式呼吸

ポーズのジャンル

呼吸

効果&効能

  • 胸の筋肉のストレッチ
  • 自然と胸を張り、姿勢が良くなる
  • 心身の爽快感
  • ストレス解消

ポーズのとり方

  • 息を吸うとき、左手を胸に当てる。左手を押し上げるように胸を高く上げ、横にも広げる。この時、肋骨を引き上げようとし、胸を膨らませる。
  • 息を吐くとき、胸に入った空気を絞り出すイメージで行う。肋骨が引き下がり、胸郭が狭くなる。

これを繰り返し行う。

ポーズのポイント

  • 肩甲骨周りを固めず、肩の力を抜く。
  • 背中をリラックスさせておく。
  • 息を吐くとき肩が前に傾きやすいので、背筋をまっすぐに保つようにする。

関連項目

  • 腹式呼吸
  • 完全呼吸

出典・参照元

  • 角謙二『最新版 ヨガが丸ごとわかる本』株式会社枻出版社 P86
  • 角謙二『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』株式会社枻出版社 P96
  • 雑誌『Yogini』vol.57(枻出版社)P48
  • 雑誌『Yoga JARNAL』vol.41(セブン&アイ出版社)P41