記事の項目
概要
「プラーナ」は「生命エネルギー、活力、風、息、変化するすべてのものに宿る構成要素」を意味する。プラーナには「ラジャス(激質)」、「タマス(鈍質)」、「サットヴァ(純質)」の3つの性質を持っており、これをまとめてグナと呼ぶ。万物すべてはプラーナでできているとされ、5つの元素「空、風、火、水、土」や感覚、心など、自分自身や自分を取り巻くすべてはプラーナが基礎となっており、その質などでグナが変化する。身体には大きく分けて5つのプラーナが存在する。
- プラーナ(呼吸:上向きの力)
- アパーナ(排せつ:下向きの力)
- サマーナ(消火、吸収:廻し流す力)
- ヴァーナ(循環:巡る力)
- ウダーナ(逆流、自然の力に逆らう力)
この中で意志的に流れをコントロールできるのはプラーナのみである。呼吸を通して、身体全体を整え、心を整えることができるので、意図的に呼吸をコントロールするプラーナヤーマはヨガ、そして瞑想の大切な練習となる。
ポーズの名前
プラーナ
ポーズのとり方
- プラーナは、プラーナヤーマを行うことで調整されていく。
- プラーナヤーマを行うことで、プラーナのグナを変え、心の活性(ラジャス優勢)や鎮静(タマス優勢)させることで安定(サットヴァ)に向かわせる。心が安定することで、各プラーナのチャクラが動き出す。
関連項目
プラーナヤーマ
出典・参照元
- 吉田香代子『OMYOGA理論』OM YOGA GROUP P11-13
- 呼吸法で人生が変わる!?ヨガの呼吸・プラーナヤーマの効果とは
- 雑誌『Yogini』vol.25(枻出版社)P50-51
- 向井田みお『優しく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ』(アンダー・ザ・ライト ヨガスクール YOGA BOOKS) p186-187