記事の項目
概要
インド神話のシヴァ神の化身である「ヴィラバドラ-サナ」という戦士が由来のポーズ。集中力ややる気のUP、全身の強化などに効果があるとされる。クラス内では、立位のシークエンスでよく用いられる。足の付け根を開くのに効果的。両足で立つことでバランス力を養うことができる。アイアンガー氏の著書「ハタヨガの神髄」では、腹筋を鍛えるとしており、さらに効果として、両足を強化して脚を美しくしてくれるという。
ポーズの名前
英雄のポーズ2(Warrior Ⅱ / VirabhadrasanaⅡ)
名前の由来
聖なる英雄、ヴィラバドラのイメージにローマ数字をつけ、主に3つのアーサナが生まれたと言われる。
ポーズのジャンル
立位
効果&効能
- 股関節、膝、足首柔軟
- 足と腹部の強化
- お尻の筋肉を引き締める
- 肩、背中の疲れを取る
- 仙腸関節の柔軟
- 腰痛、腱鞘炎、不妊症、骨粗しょう症、坐骨神経痛予防
- スタミナを高める
- 腹部内臓を刺激する
- 胸、肩を広げる
ポーズのとり方
- ダターサナで立ち、両足を100~120㎝くらいに広げる。
- 両手を肩の高さに持ち上げて、右足を90度外に向け、左足を少し内側に入れる
- 吐く息で右足を90度曲げ、骨盤は正面を向いたまま、床と垂直になるようにする。
- 目線を右手先に向け、呼吸を行う。
ポーズのポイント
- 両かかとのラインを揃える。
- 骨盤のASISの高さ、坐骨の高さは同じになるようにする。(骨盤と床は垂直になる)
- 前の膝を曲げたとき、90度になるように意識する。
禁忌&注意事項
- 膝をけがしている場合
- 捻挫
- 高血圧
- 首のけがをしている場合は、手のほうに向かず、まっすぐ前を向く
関連項目
英雄のポーズⅠ
出典・参照元
- 吉田香代子『ASANA Ⅱ』OM YOGA GROUP P153-156
- 雑誌『Yoga JARNAL』vol. 1(セブン&アイ出版社)P82
- 角謙二『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』株式会社枻出版社 P42-43
- 雑誌『Yoga JARNAL』特別編集シリーズ YOGA PEDIA 2018(セブン&アイ出版社)P29