記事の項目
概要
サンスクリット語で「ウッティタ」は「強く伸ばす」、「パールシュヴァ」は「体側」、「コーナ」は「角度をつける」を意味する。足は戦士のポーズ2と同じなので、クラスでは戦士のポーズ2からこのポーズに移行することもある。初心者は、ブロックや壁などを使いながらポーズの練習を行うとよい。
ポーズの名前
体側を伸ばすポーズ(Extended Side Angle Pose / Utthita Parsvakonasana)
名前の由来
サンスクリット語で「ウッティタ」は「強く伸ばす」、「パールシュヴァ」は「体側」、「コーナ」は「角度をつける」を意味する。腕を伸ばして体側を伸ばし、膝を曲げて角度をつけて行うことから、その名前が付いたと考えられる。
ポーズのジャンル
立位
効果&効能
- 便秘
- 不妊症
- 腰の痛み
- 骨粗しょう症
- 坐骨神経痛の予防
- 月経時の不快症状
- 足全体のストレッチ、強化
- 股関節柔軟
- 仙腸関節の柔軟性
- 腰、背中、肩、腕のストレッチ
- 首の強化
- 美尻
- 消化機能を整える
ポーズのとり方
- ダターサナで立ち、両足を100~120㎝くらいに広げる。
- 両手を肩の高さに持ち上げて、右足を90度外に向け、左足を少し内側に入れる
- 吐く息で右足を90度曲げ、骨盤は正面を向いたまま、床と垂直になるようにする。
- 股関節から上体を右に倒し、右足の横に右手を置く。
- 左腕を耳の横に並べ、指先までまっすぐに伸ばす。
- 目線を左腕の内側に向け、呼吸を行う。
ポーズのポイント
- 両足のかかとのラインがそろっている
- 曲げている膝がかかとの上にある
- 曲げている足の太ももが床と並行
- 恥骨と骨盤のASISの面が横の壁と並行になる
- 腰をそらさない
- 肋骨がとびでていない
- 胸が丸くなっていない
- 床についている手は、肩から一直線上にある
ポーズのバリエーション
- 目線を正面に向けておく。
- 肘を曲げて膝上に肘を置く。
- 手を足の前に置き、バランスをとる。
- 前足の横にブロックを置いて、手の置く位置を高くする
- 背面を壁につけて行う
禁忌&注意事項
- 頭痛
- 高血圧/低血圧
- 不眠症首に問題がある場合、頭を上げて上げた腕を見ない。首の両側を均等に伸ばし、まっすぐ前、もしくは床に目線をやる。
関連項目
出典・参照元
- ヨガジャーナルオンライン ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ
- 吉田香代子『ASANA Ⅱ』OM YOGA GROUP P157-160