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どのポーズを深めればカラダが柔らかく見える!?
ヨガの練習を続けている方は思い出してみてください。ヨガのクラスで一番よく使っている部分はどこですか?腕?背骨?全身?
答えは、「脚」です。
脚まわりの関節(主に股関節)が柔らかいため、よく「カラダが柔らかいね」と言われる方もいるでしょう。一方で、そんな人でも、上半身にある肩関節は普通の人より硬く、両手を前に伸ばしタオルの両端を持って、肘を曲げないように後ろに持っていくような動きは苦手な場合もあります。けれど、股関節が柔らかいと「カラダが柔らかい」と思ってもらえることが多いのです。
そこで今回は、「このポーズを深めることができれば、カラダが柔らかいと思わせることができる」という股関節にまつわる2つの動きをご紹介します。
基本1.股関節の屈曲
動きのポイント
- 脚の後ろ側の筋肉がストレッチされる
- 最初は膝を曲げて前屈して少しずつ膝を伸ばしていく
この動きが使われているヨガのポーズ
- 前屈 Uttanasana(ウッターナ・アーサナ)
- ダウンドッグ Adho Mukha Svanasana(アド・ムカ・シュワーナ・アーサナ)
基本2.股関節の外転
動きのポイント
- 安全のため座って行ないます(屈曲もしています)
- 脚の内側の筋肉がストレッチされる
- 少しずつ足の角度を広げていく
- 膝が痛い方は少し曲げて行なう
この動きが使われているヨガのポーズ
- 座った開脚 Upavistha Konasana(ウパヴィシュタ・コーナ・アーサナ)
- 合せきのポーズ Baddha Konasana(バッダ・コーナ・アーサナ)
応用編:股関節の屈曲と外転の組み合わせ
動きのポイント
- 脚を開いて前屈する
- 膝は軽く曲げていてもよい
- 脚の内側の筋肉と後ろ側の筋肉がストレッチされる
この動きが使われているヨガのポーズ
- 立った開脚のポーズ Prasarita Padottanasana(プラサーリタ・パードゥッターナ・アーサナ)
股関節が柔らかいとこんな嬉しいことも
股関節が硬いと下半身の血行が悪くなり、老廃物がたまりむくみやすくなってしまうと言われています。また、股関節が硬いということは足の可動域が狭いということ。しっかり脚をあげて歩かなければならない時に、脚が上がっておらずつまずきやすくなってしまったり、筋肉が衰えて脂肪がついたりという悲劇も招きます。
そうならないためにも、脚の柔軟性を高めておくことが大切です。むくみ知らずで血行が良く、疲れにくい脚をしっかり整えておくと、いつまでも元気に過ごしていく基盤が築けます。
基本のポーズをしっかり練習して、筋肉をストレッチしてあげた後、応用の開脚へと進めば、少しずつでもポーズを深めていくことができ、「カラダが柔らかい」と思える瞬間がやってきますよ!ぜひお試しください。