多様化するヨガへの期待
2020年までに日本のヨガをする方の人数は、500万人に達すると云われています。今後ますます増えるヨガ人口。ヨガ先進国と言われるアメリカは2016年だけでも、8000万人が『ヨガを始める』というデータも出ています。
今後、急速に増えるヨガ人口。それに伴い、その方々にヨガを教えていく立場となる『ヨガインストラクター』『ヨガ指導者』の数も増えることは間違いなさそうです。ヨガをする方がヨガに求めるものも多様になっていくと考えられます。
- 運動不足を解消したい
- リラックスしたい
- ストレス解消をしたい
- 肩こりを改善させたい
- 自分の時間を持ちたい
- 瞑想に興味がある
そんな様々な想いに対応するため、ヨガ指導者の方々は、自分がどんな方にどんなヨガを伝えていきたいのか、しっかりと考えて行く必要がありそうです。そして、それを実現するために、しっかりと学びを続けて行かなくてはなりません。
今後、大勢の中の一人のヨガ指導者ではなく、「あの先生からヨガを教えてもらいたい!」「あの先生のクラスだから、ヨガを続けている」と、思ってもらうために、オススメの学びの項目を挙げてみました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
アーサナの背景・意味を理解する
近年、瞑想や呼吸法が注目を浴びてはいますが、やはりヨガ=アーサナというイメージは強く残ることが予想されます。
ヨガ指導者はアーサナができるのは当たり前なのです。ヨガのアーサナの一つ一つにはしっかりと意味があります。
例えば・・・太陽礼拝のポーズの数が12個な理由をご存知でしょうか?(流派によって数に違いはありますが・・・)そこにはきちんとした理由があるのです。
太陽礼拝をメインにするクラスを行う際に、
- 『太陽礼拝|スーリア・ナマスカーラ』ができた背景
- ポーズが12個の意味
- 太陽が地球にもたらす恩恵
- その太陽を礼拝する意味
- スーリア以外にも『太陽』を表すサンスクリット語はある
そんなアーサナのポースができた背景・意味などを話せるヨガ指導者の元に、生徒さんが集まってくる様子は容易に想像ができますね。
ヨガとは一体何なのか?を伝えられる
ヨガを続けていくと、「ヨガとは生活そのもの」だとか、「ヨガは生きること」と云われているのを見聞きしている方も多いと思います。
それを聞いたことはあって、なんとなく「そうなんだろう」と、分かっていても実際に、それを口で生徒さんに伝えられる方は、ヨガ指導者の中でも少数なのではないでしょうか?
人は体験したことは、臨場感を持って伝えることはできますよね。
例えば、お気に入りのレストラン。「○○がオススメメニューなの」「サービスも抜群!」「コストパフォーマンスもいい!」など、オススメの理由はいくらでも伝えられますよね?
それって実際にお店に行って、そのお店で時間を過ごして、食べて、満足したという経験を持っているからなのです。
逆に、頭だけで理解していて体験していないことを、説得力を持ちながら、伝える相手に響くように、伝えることは容易なことではありません。
日々のプラクティスこそが指導者としての価値を高める
ヨガの本場インドでは、『ヨガ哲学を学ぶことで、日々のプラクティスが本来向かうべき方向に向かう』と云われています。
ヨガ哲学を学び、頭で理解して、日々のプラクティスでそれを体感・実感する。そうすることによって、『ヨガとは何なのか?』をしっかりと体験できて、伝えることができるということにつながります。
『ヨガ』がエクササイズだけに留まらないものだと理解している方が増え続けている今。その傾向は更に強くなることは間違いありません。
ヨガインストラクターのみなさま、ぜひ、ご自身のヨガを深めて、『このヨガの先生からヨガを教えてもらいたい!』『このヨガの先生はヨガの深い部分まで理解している』と、信用されるヨガ指導者になりましょう!