サンカルパとは?
サンカルパとは「意思」「祈念」という意味があり、インドで古くから伝わる瞑想のテクニックです。もっと分かりやすく言うと「抱負」・「願い事」・「目標」ということになります。「1年の計は元旦にあり」ということわざも示す通り、年のはじめに目標をかかげて瞑想をすることは、次の1年を心地良く意識的に過ごしていくことにも繋がりそうです。
サンカルパ瞑想は理想を現実に育てるきっかけ
ただ、ヨガにおける『サンカルパ』は、もう少し自分の内側まで入って自分の意思を明確にし、心身に浸透させる瞑想を指します。心をクリアな状態にして、自分がやりたいことだけではなく自分にとって本当に必要なことを感じ取っていきます。そして、自分にとって必要なエネルギー、引き寄せたいエネルギーを引き寄せ、意識の深い所に種をまいて、種に水やりして育てていきます。
サンカルパ瞑想のやり方
- サンカルパに入る前に軽いアーサナ(ヨガポーズ)、呼吸法、瞑想などで、身体と心をクリアにします
- 自分の中に湧き上がってきた達成したいこと、これから行いたいことの目的を明確にして、心の中で視覚化(ヴィジュアライズ)します
- なるべくポジティブな言葉、短くて肯定的な言葉でサンカルパを紙にしたためます(※何があってもぶれない明確な言葉で)
- 瞑想をしながら、自分のサンカルパを心の中で3回唱えます(※サンカルパを身体に染みこませ、自分だけでなく他の人にも伝える様なつもりで心をこめて行うこと。、種がより丈夫なものになります)
- サンカルパを7つのそれぞれのチャクラに埋め込んでいきます(※身体と心にサンカルパの種を植えつけていきます)
- 自分のサンカルパ、必要としているエネルギーの種に水をやり、栄養を与えていきます
- サンカルパが終わったら、体に意識を向け、深呼吸を2、3回します
なりたい自分になる!
あなたのサンカルパの種がこの1年でどのように育つか楽しみですね。この瞑想は、自分の必要なもの、得たいものがはっきりとするため、より目標の実現に向けて具体的に行動していける指針にもなります。
心の整理にもなるため、不要なものを手放し、なりたい自分になる最初の一歩として、ぜひ活用してみてください。