ヨガニードラって?
心の波を鎮めるためにまず身体を整えていくのがハタヨガだとしたら、心に直接はたらきかけていくのがヨガニードラです。自分に対して行えば、自分の心身を本来の”くつろいだ状態”に導くためのセルフケアになりますし、他者に対して提供すればセラピーにもなります。
身体が動かせなくても、授乳中でも、どこでもできる!
それでも毎日ヨガニードラのプラクティスを行う内に、自分の抱える問題——摂食障害やうつ状態を起こした「満たされなさ」の根本—と、その解決策が外側ではなく自分の内側にあると気がつくようになりました。
最近では、妊娠中や産後にすごく役立ちました!この時期って心が波立つことも多いですが、思うように身体は動かせないですし、産後は赤ちゃんのお世話に追われますよね。
そういう時にも、ヨガニードラでちょっと立ちどまって自分を俯瞰して見ることで本来の自分に戻れる。とても実用的だと改めて感じました。
ヨガニードラの効果は自分の感覚を取り戻すこと
- 本来持っていた自分自身の中にある感覚が取り戻されていくのを感じました
- 慌ただしく働いている心と体が”今、ここ”にいる自分に戻ってきた時、ただそれだけなのに胸が込み上げてきて涙がでそうになった
- 寝起きがすっきりしています
日本のヨガクラスに欠けている部分を補うのがヨガニードラ
日本のヨガ界全体で、アーサナに重きを置いている傾向が強く感じられたんですが、私はアーサナ重視だと参加者を制限してしまうと思っていました。
アーサナ重視のクラスって、身体が健康で何の制限もない人は参加できますけど、先ほど挙げたような制限のある人にこそ、本来はヨガが有効なはずですよね。
それに、ヨガニードラはインストラクターのガイドがありますから瞑想よりもハードルが低いです。そういった背景から、今の日本のヨガクラスに欠けている瞑想の要素をヨガニードラの講座で補いたいと考えたんです。
瞑想って、そもそも一定時間「いま、ここに留まること」ができないと難しく感じてしまうんですよね。慣れていないと、そこで「やった感」を得られずにつまずく方が多いみたいです。
ヨガニードラはヨガのクラスにも取り入れやすいと思います。沈黙に慣れていない現代の私たちは、たとえば3分間でも瞑想で沈黙すると不安になったり警戒する方も多いみたいです。
その点、ヨガニードラはインストラクションを出しているので、「やってる感」があるというのかな(笑)、導入しやすいというインストラクターの声が多いですね。
なるほど、ヨガニードラの人気の秘密がわかった気がします! 香先生、ありがとうございました!