排毒作用を促すヨガポーズ (part1)

流れを整えて身も心もスッキリ!排毒作用を促すヨガポーズ part1

代謝不良=不要なものを溜め込んでしまう

本来、人間の身体は代謝機能により、身体に不必要なものをきちんと排出するようにできています。しかし、現代の生活環境ではストレスや偏った食事、生活習慣の変化などにより、身体の代謝リズムを崩しやすい傾向にあります。代謝が乱れ、身体のバランスが取れなくなってくると、身体に不必要なもの、つまりは毒が蓄積されるといわれています。

水と筋肉が体内の流れを作る!?

身体の中に入ってきた酸素や栄養素を隅々に行き渡らせるためには、「水」と「筋肉」が必要になります。酸素や栄養素、または老廃物は水に溶け込み、筋肉を働かせることによって筋肉がポンプの役割となり、身体中へと運んで行きます。血流やリンパの流れが滞っているところがあれば、水を飲んで流れをスムーズにし、ヨガで筋肉を働かせて身体から余分な老廃物や毒素などを排出してあげましょう。

排毒を促すポーズ

比較的初心者の方でも実践しやすい排毒のポーズをご紹介します。ご自身の身体に無理がない程度に行って下さい。

ヴィラバドラーサナⅠ(戦士のポーズⅠ)

ヴィラバドラーサナⅠ(戦士のポーズⅠ)
ヴィラバドラーサナⅠ(戦士のポーズⅠ)

期待できること

  • 全身の血流を良くする

ポーズのとり方

  1. 両足を揃えて立ち、両手を左右に広げ、両手首の下に両足首がくるように両足を左右に大きく開く
  2. 左足のつま先を45〜60度内側に向け、右足を90度外側に向ける
  3. 両方のかかとは一直線上になるようにし、両手を太ももの付け根に置き、胴体を右に向ける
  4. 右膝を右足首の上にくるように曲げ、左膝をしっかりと伸ばし、両腕は強く上に伸ばす

ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ(体の脇を伸ばすポーズ)

ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ(体の脇を伸ばすポーズ)
ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ(体の脇を伸ばすポーズ)

期待できること

  • 全身のリンパの流れを改善
  • 内臓器官をストレッチし、調子を整える

ポーズのとり方

  1. 両足を揃えて立ち、両手を左右に広げ、両手首の下に両足首がくるように両足を左右に大きく開く
  2. 左足のつま先を45〜60度内側に向け、右足を90度外側に向ける
  3. 両方のかかとは一直線上になるようにし、右膝が右足首の真上にくるように膝を曲げて、右手は右足の外側にくるように床におろすか、右手が床におろせない人は右肘を曲げて前腕を曲げた右太ももの上に乗せる
  4. 左手のひらは内側に向け、左耳の近くに左腕がくるように頭の斜め上に伸ばす
  5. 左かかとから指先までが一直線になるよう、左体側を伸ばす

ジャーヌ・シルシャーサナ(頭を膝につけるポーズ)

ジャーヌ・シルシャーサナ(頭を膝につけるポーズ)
ジャーヌ・シルシャーサナ(頭を膝につけるポーズ)

期待できること

  • 下半身のリンパの流れを促進
  • 腎臓の働きを整え促進する
  • 肝臓・脾臓の働きを整えるので消化を助ける
  • 自律神経を整える
  • 冷え性改善

ポーズのとり方

  1. 長座になり、左膝を曲げて右太ももの付け根に左足を置き、かかとを恥骨部に近づける(できれば当てる)
  2. 両手をお尻のサイドに置いて、床を押して背筋を伸ばす
  3. 息を吸いながら胸を引き上げ、背骨に長さを保ったまま吐きながら足の付け根から前屈
  4. 伸ばした足を外側から両手ではさみ、腕を左右に広げる

いかかでしたか?今回のpart1では、ヨガ初心者の方でもできるポーズを選びました。次回の「排毒作用を促すヨガポーズ part2」では、少し難しいポーズを3つご紹介します。初めはどんなポーズを行っても難しいと感じるかと思いますので、何回も繰り返し練習を行うことで、少しずつさらに気持ちが良いと感じるポーズができるようになりますよ!