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なんと、日本人の4人に1人は腰痛持ち!
この記事を今読んでいる方のなかにも、腰痛持ち、または、ご家族が腰痛に悩んでいるという方が多いことでしょう。実は日本人の約4人に1人が腰痛持ちであると言われています。平成28年に厚労省が行った国民生活基礎調査の「自覚症状の状況」の結果では、腰痛は、男性では1位、女性は2位という結果になっています。[1]
原因は様々、ただし、1日の1/3を過ごす寝床をあなどるなかれ!
直接的、間接的に限らず、腰痛の原因は様々。そして、そのどれかひとつということではなく、いくつかの要因が重なり合って症状を引き起こしている可能性があります。代表的なものを下記にいくつか挙げてみましょう。
- 慢性的な運動不足
- 長時間のデスクワーク
- 筋力の低下(老化)
- 姿勢が悪い
上記に加えて、意外なことに毎日使っている布団やベッドのマットレスが腰痛をもたらしている場合もあります。
1日の睡眠時間を8時間としましょう。人は人生の1/3を布団やマットレスの上で横になって過ごしていることになります。冒頭で申し上げたような、朝起きたときの痛みや違和感は、寝具と関連している可能性が大きいのです。(痛みの原因として、なんらかの内臓疾患の可能性も含まれますので、必ず早めに医療機関に受診することもお忘れなく)
柔らかすぎても硬すぎてもダメ!寝具と腰の深い関係
布団やマットレスが柔らかすぎると腰が深く沈み過ぎてしまうため、背骨の自然なS字カーブが崩れてしまいます。そのことで寝返りが打ちづらくなると、腰回りが血行不良に。逆に硬すぎても今度は腰周りの筋肉が集中的に圧迫され続けてしまうのです。
腰痛予防、対策としては、「寝返り」を多くし、体を支える負荷を分散させることが大事とされていますので、寝具選びの際は、出来るだけご自身で実物を確かめ、体験されることをオススメします。
IKEAでマット選び体験
というわけで、腰痛持ちの筆者もマットレスを新調することにしました。Amazonから無印良品やニッセン、そして楽天なども調べてみたのですが、やはり、写真だけではどうも不安。ということでIKEAに行ってみることにしました。
驚いたのはその種類の多さ、これなら腰への負担を考慮した反発力の強弱はもちろん、ベッドの大きさ、部屋の広さに合わせて吟味できることが出来ます。ほっと、ひと安心。そして、無事に納得のいくマットレスを購入できました。
気になるその後、マットを変えてどう変わった?
誰しもがこうなるとは限りませんが、筆者の場合、マットを変えたことでぴたりと腰痛がおさまりました。なんというあっけなさ。それほど粗悪なマットをこれまで使ってきたか、ということでもあるのですが。あまりにも心地よいため、横になったが最後、あっと言う間に朝を迎える感覚です。
『ヨガが腰痛に効く』ということが広まっているように思いますが、そもそも重度の腰痛持ちにはアーサナをとるのは辛い場合もあります。それ以上痛めないためには、しっかりと信頼のおけるインストラクターの指導に従いながら、自分でも無理は避けること、かかりつけの整形外科や整体を持っておくこと、そして、長い時間人生をともにする寝具選びにも充分に気をつけて、快適な生活を心がけたいものですね。