春先こそリセットが必要
冬の運動不足や食べ過ぎは、消化器官の働きもゆっくりなペースにしてしまうため、重めの食事を続けたり、春の眠気に任せたままダラダラとした生活をしていると、負のスパイラルに。呼吸法によってフレッシュな酸素を体内に効果的に取り入れ、体温を高め、血流を促し、身も心も清清しく軽い足取りで春のステップを踏みましょう。
カパラバティ呼吸法とは
カパラ(頭蓋骨)、バーティ(輝く、知識)という意味を表す言葉が組み合わさっています。直訳すると「輝く頭蓋骨」です。肺や横隔膜、腹筋を動かすため、血行がよくなり、気分がスッキリします。必ず空腹時に行います。
※高血圧、心臓疾患、腰痛の酷い方は行わないで下さい。
カパラバティ呼吸のやり方:
- 両鼻から息を吸いお腹を膨らませます
- 両鼻から強く一気に吐く時に、横隔膜を引き上げ、お腹を凹ませます
- 1秒1回のペースを繰り返します。(肩の力を抜いて、吸う息は自然に行います)
カパラバティは、慣れるまでは慌てて行うと酸欠になりがちです。ゆっくりと自分のペースで、確実に行える範囲で実習します。寒さで固まった肩や背中の筋肉をほぐし、胸を広げ肩の力を抜き、気持ちよく新しい空気を全身に取り入れましょう。
内臓のマッサージやウエスト痩身効果もあり
焚き火や暖炉の火や炭に酸素を送り込む時に使用する鞴(ふいご)をイメージするとわかりやすいですよね。身体の中に新しい空気、風の流れを生み出すのが、横隔膜であり、カパラバティ呼吸法です。横隔膜をしっかりと動かす事によって、横隔膜に接している臓器、胃、肝臓、脾臓、腎臓をマッサージし活性化させる効果もあります。腹横筋が鍛えられるのでウエストのスリミングも期待できます。
横隔膜を柔らかく保ち、酸素を多く取り入れ、脳や内臓、筋肉、細胞を活性化させ、生命力を引き上げてくれるカパラバティ。ボーっとした頭がスッキリし、直観力の向上にもなります。スタートの季節でもある春、心身ともにスッキリし、気持ちよく物事をクリアに進めていくためにも、ぜひ実践してみてください。