深い部分に働きかけ柔軟性を高める「陰ヨガ」
“陰のヨガ”の代表格と言えば、その名の通り「陰ヨガ」。陰ヨガは、ひとつのアーサナを深い呼吸とともに、通常3分から5分間ゆっくりとホールドします。これによって、筋肉よりさらに深い部分にある骨や関節をつないでいる結合組織に働きかけ、股関節や背骨など、関節周りの可動域を広げることで、カラダの柔軟性を高めていくヨガです。リストラティブヨガやヨガニードラなども”陰のヨガ”に分類されます。これら”陰のヨガ”に共通しているのが、ゆったりとした動きやシャヴァ―サナ(屍のポーズ)などで心身の緊張をほどくようなアプローチをしていくこと。
運動量が多くエネルギーを高める「陽ヨガ」
一方の”陽のヨガ”とい言われるのが、アシュタンガヨガやパワーヨガ、ヴィンヤサヨガなどの運動量が多く、体幹(コア)や筋肉を使ってアクティブに動くことでエネルギーを高めていくタイプのヨガです。
陰陽ヨガとは
この”陰のヨガ”と”陽のヨガ”を繋げて行うことで、深い部分から心身の緊張を解くと同時に、巡りを良くしていくのが陰陽ヨガ。陰陽ヨガではハタヨガやヴィンヤサヨガなどを用いるのが一般的のようです。呼吸とともにフローを続けていくことで身体を温め、滞りがちな循環機能を高め、心身の不要なものを手放すようなアプローチをしていきます。
陰陽ヨガで心身のバランスを整える
ではなぜ今、陰陽ヨガが注目されているのでしょうか?それは1つのヨガのプラクティスの中で心身のバランスを整えることができるからです。
- 体は疲れているはずなのになかなか眠れない
- 眠りが浅い
- 疲れが取れにくい
- 集中できない
といった悩みはありませんか?こういった症状は、心身のバランスの乱れによるものかもしれません。「陰ヨガ」と「陽ヨガ」は対局の性質だからこそ、補い合うことで相乗効果を生み出し、心身への効果を最大化させることができるとされています。
週末に体調を崩しがちな方や、なんとなく心がそわそわと落ち着かない方には特におすすめです。心身を乱されてしまいがちな多忙な現代人の、強い味方となってくれるのではないでしょうか。