お肉好きの葛藤!ベジタリアンへの壁
アメリカやイギリスなど、欧米を中心に増加しているベジタリアンやヴィーガンなどの、いわゆる菜食主義者。近年では日本国内でも、健康を意識する社会の傾向から、ベジタリアンやヴィーガン向けの食品を取り扱う店舗やレストランが増えてきています。
ベジタリアンやヴィーガンを志すきっかけとして、
- 健康への配慮
- 環境保護
- 動物愛護
などの意識や観点が挙げられますが、そうは言っても「やっぱりお肉を食べたい!」と感じる方も多いのではないでしょうか?肉が好きな方にとって健康や環境、動物愛護などのためとはいえ、完全な“肉断ち”はハードルが高く感じてしまうものです。
「ベジタリアンやヴィーガンも気になるけど、本当は肉も食べたい!」そんな気持ちを秘めている方に今回おすすめするのが、アメリカ発の100%植物肉、「ビヨンド・ミート(Beyond Meat)」です。
ビヨンド・ミート(Beyond Meat)とは
アメリカのロサンゼルスにあるビヨンド・ミート社が開発した、大豆やエンドウ豆などを主原料に作られた“植物性の肉”が「ビヨンド・ミート」です。見た目や味も本物の肉に近い仕上がりを徹底的に追求したビヨンド・ミートは、今までの植物性肉とは全く違う新たな商品として話題になっています。
さらに見た目や味だけでなく中身にもこだわっており、材料も厳選して使用しています。
- 完全植物性
- 遺伝子組み替え作物不使用
- 天然由来のみ使用した色素と香料
- グルテンフリー
その品質と再現力の高さを認めた多くの著名人がビヨンド・ミート社に出資をしており、マイクロソフト社の創設者ビル・ゲイツや、俳優のレオナルド・ディカプリオなどが投資をしたことでも注目を浴びています。
ビヨンドミートが注目される理由はこれだけでも充分ですが、実はさらに成し遂げた快挙があります。
世界初!精肉売り場に置かれた‟肉ではない食品”
ビヨンド・ミートが注目される理由の1つとして、販売時の商品の状態があげられます。 ビヨンド・ミートの代表的な商品である「ビヨンドバーガー」は、なんと本物の肉と同様の生の状態で売られているのです。
今まで存在した植物性肉は、加工後加熱された状態や乾燥状態で販売されていることが多く、それは「肉とは別物」ということが見て取れるものでした。
けれど、ビヨンド・バーガーは販売時から調理過程まで、徹底的にリアルさを追及した商品です。見た目、味、調理過程まで、全てが本物の肉を再現したビヨンド・バーガーは、世界で初めて精肉売り場に置かれた肉ではない食品として、小売店や畜産業界からも注目を浴びています。
ビヨンド・ミート日本での発売は?!
ハンバーグタイプのビヨンド・バーガーの他、同じく植物性のチキンやミートボール、ソーセージなども取り扱っておりラインナップが充実しているビヨンド・ミート。
気になる日本での発売に関してですが、三井物産がビヨンドミートに出資し今後日本での発売に向けて準備中しているほか、2019年5月2日にナスダックに新規上場し幸先の良いスタートを切っているとか。まだ具体的な発売スタートは公開されていませんが、早くこの目で、舌で、その本物感を試してみたいですね。
ビヨンド・ミートのように、見た目も味も満足できる、健康的な代替肉の存在が身近になることで、日本でも健康や環境保護、動物愛護の意識が今まで以上に高まっていくでしょう。
美味しく!見た目も楽しく!健康的に取り入れることができるビヨンド・ミート。日本での発売が楽しみです!!