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素敵なヨガインストラクターになるために何が必要?
ヨガ指導者のみなさん、
- アーサナの練習はしていますか?
- ヨガ解剖学を勉強していますか?
- ヨガ哲学について学んでいますか?
これらの質問に、「もちろん!」と胸を張って答える方が多いのではないでしょうか。
一方で、ヨガに関する知識やスキルを多く持つことや、ヨガアサナを練習することだけで、素敵なインストラクターになれるのでしょうか?
ヨガ指導者(プロ)としてインプットは当たり前!?
ヨガインストラクターとして活動するということを、少し客観的に見てみましょう。
ヨガインストラクターとしてヨガを練習したり、ヨガの知識をつける(=インプット)というのは、実践していて当たり前のことです。「当たり前?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。また「それ以外にもやることってあるの?」と思う方もいるかもしれません。
ここで、ヨガではなく『演劇』に置き換えて考えてみましょう。役を演じる演者がセリフを覚えているということは当たり前ですよね?ですから、またヨガに戻って考えると、ヨガ指導者にとって、ヨガをを練習したり知識をつけるというのは、演者でいうところのセリフを覚えるということと同じなのです。
セリフを覚えることは努力をすれば誰でもできるでしょう。では、演者の個性はどこで出てくるでしょうか?それは表現力ではないでしょうか?
実はこれもヨガインストラクターにあてはめると、まさに同じことなのです。自分の練習をして、勉強をして、身につけたことをどう表現するのか?そこに個性が生まれ、どんなクラスになるのかが決まってくるのです。
ヨガを伝える=アウトプットの意識を持ってみる
ヨガインストラクターのみなさんには、きっとそれぞれに「伝えたいヨガ」があると思います。
- ヨガをしてリラックスして欲しい
- 健康になって欲しい
- 自分の時間を楽しんで欲しい
などなど。
では、それをどうしたら生徒さんに届けることができるのか考えたことはありますか?ヨガはエクササイズだけにとどまらず、実に奥深い世界です。その世界を表現していく力(=アウトプットする力)を身につけてみませんか?
今後、日本のヨガ人口はますます増えて、ヨガインストラクターもそれに伴い増えると予測されています。数多くいるインストラクターでヨガのインプットをしているのは当たり前のこと。となると差を付けるためには、日本人がどちらかと苦手とするアウトプットの部分を磨いていくことが大切なのではないでしょうか。
自分のヨガを伝える為に、何を勉強(努力)すればいいのか?
自分が「伝えたいヨガ」とはどういうものなのか、自由に思い浮かべてみましょう。型にはまらなくてもいいのです。
ヨガのクラス作りは実はクラスが始まる前から始まっていて、そしてシャバアーサナから目覚めたら終了ではありません。今のヨガ業界にはなんとなくクラスの流れが決まっている感じがしませんか?軽く身体を動かして、太陽礼拝をして、ピークポーズ、そしてリラクゼーションからシャバアーサナまで。ヨガを指導することに慣れてくると、「今日はAパターンでいこう」「今日はCパターンをやってみよう」など、自分の中でも決まりきったシークエンスになっていませんか?そういったパターン化された流れだと、目の前の生徒さんと本当に向き合っているとはいえないかもしれません。
そのクラスの前後の時間の使い方。その時間にも自分の伝えたいヨガをアウトプットに活用できる時間です。みなさんの「伝えたいヨガ」を生徒さんたちと共有していく方法を真剣に考えてみませんか?そこにヨガインストラクターとしての成長のチャンスがあるかもしれません。