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マルマセラピーは、カラダを通じて”精神”に効く!
皆さん、マルマセラピーってご存知でしょうか?アーユルヴェーダを学んでいる方なら耳にしたことがあるかもしれませんが、日本ではまだよく知らない人の方が多いのでは。わたくしライター・本間も「ツボみたいなもの?」と思いましたが、実は中医学のツボの元になったのがこのマルマポイントらしいんです!5千年以上の歴史があり、すごい可能性を秘めていると注目の”マルマセラピー”。人気のアーユルヴェーダ講師・福田真理先生からその秘密を伺いました!
”マルマ”って何ですか?
マルマポイントは、インドに5千年以上前から伝わる知恵の1つです。「急所」というくらいだから、刺激の入れ方によっては一瞬で相手を気絶させたりできるので、かつては兵士たちが相手を攻撃するポイントとして使われていました。ボクシングなどで一撃でKOする時ってありますよね?あれも気を失うようなマルマポイントを攻撃しているからと考えられます。
精神のマルマポイントは108個
マルマポイントは現代医学的に可視化はできませんが、感じることはできます。疲労感があったり、触れられてコリがあったり、くすぐったく感じたり。何かしら違和感があったら、そこにエネルギーの滞りがあると考えられます。
滞りのある部分を刺激することによって症状を緩和するという治療法が、”マルマセラピー”です。
えっ……こんなにソフトなタッチなんですか?
ヨガクラスの生徒さんからは「頭の中でパチッと音がした」とか「頭がすっきりした」といった声をよくいただきます。
大切なのは”気持ちいい”感覚
その他には、ヨガのアーサナ、呼吸法でも取り入れられます。マルマポイントを理解していれば、たとえばヨガのクラスで生徒さんの抱える不調に対応するマルマを刺激するようなポーズをとり入れることもできます。
呼吸法の場合は、たとえば甲状腺や声帯に不調を抱えている方は喉の辺りのマルマに滞りがあると考えられるから、ブラマリー呼吸法という「んー」とハチの羽音を出すような呼吸法をオススメする、といったことができます。
”マルマセラピー”はどんな人にオススメ?
病気の治療中であっても、たとえば過去の研究では、車椅子の必要だった人が歩けるようになったり、パーキンソン病やアルツハイマーにも効果があったという実績があります。個人差があるので「病気を治せます」とは言えませんが、いろいろな実績があるのは事実です。
感情のブロックを外す
そのため、私も経験がありますが、マルマセラピーの最中やセラピー後に泣き出してしまう、吐いてしまうといったケースはよくあります。その後で、「すごくスッキリした」と言われる方が多いですね。
文・本間