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心身の疲れをリセットするために必要なのは「良質な睡眠」
吐く息も白くなってきました。もうすぐ師走、街を歩けばクリスマス一色。なんだかウキウキ、ソワソワ、地に足が付かない時期かもしれません。年末のイベントや忘年会などが続いて、体調を崩しがちな季節でもあります。
内臓の疲れを始めとして、心身の疲れがたまると免疫力も落ちて風邪などひきやすくなります。しっかりと良い睡眠を取って、身体をリセットしていきましょう。
そこで、上質な睡眠を導くためのヨガのポーズをご紹介いたします。今回は、ヨガをやったことがない方でも安全に取り組めるおススメのポーズ、ヴィパリータ・カラニ(脚を壁に立てかける逆転のポーズ)です。
ヴィパリータ・カラニ(脚を壁に立てかける逆転のポーズ)とは
足先は心臓から一番遠いところにあるので、血の巡りが悪くなり、むくみや冷えを起こしがちです。そのため、このポーズで脚を壁に立てかけることで、重力のサポートも借りて、末端からの血流の戻りを促します。脚を心臓よりも高く上げることで、静脈血を心臓まで戻すポンプの役割を果たす下半身の血行を促進する効果が生まれます。
主な効果効能
- 無理なくリラクゼーションに導いてくれる
- 脚のむくみを和らげる
- 神経系全体を回復
- アンチエイジングにも役立つ
ヴィパリータカラニ(壁に足をかけるポーズ)のやり方
場所はヨガマットの上、布団、ベッドの上など、どこでもできます。
- 壁際で、どちらかの体の側面が壁につくように体育座りで座る
- 手を床につけ、ゴロンと体を床に横にし、上半身が壁と垂直になるようにセットする
- 脚を壁に立てかけ、膝を伸ばしてまっすぐに天井のほうに伸ばす。かかとは、上に押し出す
- 腕は大の字でも、肩の高さで肘を曲げてサボテンのようにしても、頭の向こう側に伸ばした万歳の姿勢でも、ご自分の心地良い所に置く
- 目を閉じてゆったりと全身で呼吸します。肩や腰の力を抜いて、リラックスしましょう。5~15分ほどキープします
ポーズの注意する点やバリエーション
- もも裏が硬い方は、壁から握りこぶし2個分ほどお尻を離す
- 腰が痛い方は、腰(仙骨)の下に座布団やブランケットを折りたたんで敷く
- 首に負担がかかる方、または首の後ろが床についてしまう方は、肩と背中の下に座布団やブランケットを折りたたんで敷く
- 体のどこかに痛みを生じたり、心地悪さがあったら、脚を壁から降ろしましょう
さらに、膝を伸ばしたまま脚を左右に大きく開いたり、足裏を合わせて体のお尻のほうに近づけてバッダコーナアサナのようにすると、骨盤周りの血流も良くしてくれます。いろいろなバリエーションで楽しんでください。