寒い日が続くと、室内に閉じこもりがちになるかもしれません。冬は夏に比べて、身体を動かさない、汗もかかないため、代謝も滞り、なんとなく体調が優れないことも。
冬の間、身体は寒さに備えて、脂肪をため込みます。でも嬉しいことに、春になり暖かくなると、身体は不要な脂肪を活発にデトックスし始めます。寒さで身体を動かしていなかった方も、なんとなく動きたくなってきていませんか?
自分で出来るデトックス法は意外とたくさんあります。春から新しい美容法を始めるなら、幾つかトライしてみてはいかがでしょう?
ヨガで身体も心もデトックス
ヨガで身体の内側から温まると、代謝エネルギーが上がり、血行が良くなります。色々なポーズが内臓を刺激して滞っていた箇所を活発にします。
ホットヨガや岩盤ヨガなどで汗をたくさんかいて老廃物質をどんどん排出すると、むくみも取れ、美肌にも効果ありです。また、疲労物質も排出されスッキリします。
ヨガは呼吸にも重きをおきますが、それは主に腹式呼吸のため、その深い呼吸で血液の循環も良くなります。腹式呼吸により横隔膜も刺激されリンパに働きかけることによって、老廃物の排出につながります。
縮こまった身体をゆっくりと伸ばしてリラックスし、汗をかいて老廃物質を排出し疲労物質を取り去り、スッキリすることによって精神的なデトックスも期待できます。
また、暖かい日には、ちょっとお散歩するだけでも気分転換になり、ストレスが解消されます。
春野菜の苦味で新陳代謝をアップ
春野菜には、苦味のあるものがたくさん。グリーンアスパラガス、菜の花、ふきのとう、タケノコ等々。
「え、苦いの?」と苦手に思われる方もいるかもしれません。この苦味、実は、デトックスを促進してくれるのです。
それは、これらの野菜に含まれている成分として代表的な「植物性アルカノイド」と呼ばれる成分です。主にふきのとうやタラの芽などに含まれ、腎臓の「ろ過」機能を高め、新陳代謝を良くする作用があります。
グリーンアスパラガスは苦くはないですが、アスパラギン酸が含まれ、利尿作用により老廃物質を排出する作用があります。
他にタケノコにはカリウムとミネラル、食物繊維が豊富で、カリウムとミネラルは余分な水分を排出し、食物繊維はご存じ、便通に良いとされています。
苦味がどうも苦手という方は調味料や調理法を工夫してみてもよいでしょう。ただ、ふきのとうは、茹でると栄養分が出てしまうので、天ぷらがおススメ。
「いやいや、この苦味がクセになるんだよ」という人もいます。この春野菜の苦味は、寒さで滞ったカラダを呼び覚ます苦さなのかもしれませんね。
あなどれない!もっとお水を飲もう
冬は夏に比べて水分を摂らないため、老廃物が外へ出る量も減るため、積極的に摂りましょう。水が体内の老廃物を外に押し出してくれます。
飲むお水は出来れば常温(20〜35度)のものを。常温の水を飲むと、体の中から温まり、代謝がアップします。
また、食前に水を飲むと、胃が膨らみ、食べ過ぎも防げます。ただ飲み過ぎは、むくみや冷えの原因になります。かと言ってあまりに飲まないでいると、水分不足から脳が尿を出さないよう制限し、そこに水分を摂ると体内の水分量が増えてかえってむくむ場合も。
水分不足は代謝を低下させ、便秘なども引き起こします。むくみが気になるときは意識して水分を摂り、新陳代謝を活発にさせましょう。
一日の摂取量は1.5〜2リットルくらいが理想です。数字だけを見るとそんなに飲めない!と思われるかもしれません。しかし人間は、実は1日に2.5リットルの水分を排出していると云われているのです。
むくませず、水分不足にもならないで水分補給するポイントは、常温のお水を一度にガブガブと飲むのではなく、少しずつ、回数を多く飲むことです。
食後のコーヒー、仕事の後のアルコールも良いですが利尿作用が高いので、出来るだけお水を少しずつ飲む習慣をつけると良いですね。
お水は、ミネラルウォーターでも水道水でもよいですが、自分が美味しいと思う水を飲みましょう。お水なので、コーヒーやジュース、お酒の気分ではない時でも気軽に飲めるのも利点です。簡単に代謝アップでデトックスしましょう!
春色の服で気分をあげよう!
春には、明るいカラーがおススメ。モノトーンが好きな方も、ひと色、明るいカラーをコーディネートに入れてみては?ココロが華やかさを感じると、気分もあがり、代謝が良くなります。
明るく元気になれそうなカラーのヨガウェアでヨガにチャレンジ、汗をかいてスッキリしてお水で水分補給をして、春野菜で美味しく新陳代謝をしてみる!
滞っていたものをデトックスしたら、カラダだけではなく、気分も明るく穏やかになれそうです。