睡眠が必要な理由
人間の体が睡眠を必要とする理由は、米国の研究によれば、起きている間に脳内でつくられた毒素(化学物質)を脳内から取り除き、頭の中をスッキリさせるためだそうです。この毒素を取り除く作業は、エネルギーを大量に使うため、起きた状態だと思考の妨げになるので就寝中におこなわれるそうです。
そして、この毒素が脳に溜まったままになると、アルツハイマー病など神経系の病気の原因になるそうです。
では、週末に寝溜めは効果あり?
たった数日でも睡眠不足が続くことで、日中の集中力に取り返しがつかないほどの影響を及ぼすことが、こちらも米国の研究で明らかになっています。
30人の被験者に平日の睡眠時間を削って週末にたっぷり眠ってもらい、それぞれの健康状態と日中のパフォーマンスレベルを分析したところ、週末の寝溜めによる日中の眠気ストレスは解消されたが、集中力の高さを測るテストの結果は全く改善されなかったことがわかったそうです。
毎日の充分な睡眠がやはり必要なのです。
女性は男性より睡眠が大切
女性は、「同時に複数のことを考え行動をする」ことができます。特に子育てをしている女性は、自分のこと以外に、子供の食事、体調、掃除などいろいろなことを毎日考えなければいけません。そのため、男性よりも負担がかかり疲れが早くなります。
また、睡眠不足は肌荒れだけではなく、生理不順や自律神経失調症などの影響も高くなってきます。ストレスを減らし、十分に睡眠をとることで感覚年齢(気持ちの上での年齢)が若くなり、外見にも表れてきます。
眠りの質を高めるためにすること
- 半身浴や心地よい音楽を聴くこと、ストレッチをするなどして、深い睡眠をとることができるように準備をしましょう。スマートフォンはできるだけ避けて!
- 寝室の環境や寝具などを快適にして、就寝中に深い睡眠を邪魔しないように環境を整えておきましょう
- できるだけ起床・就寝は規則正しく同じリズムで、体内リズムを整えましょう
- 自分に必要な睡眠時間を把握しましょう。なるべく睡眠のゴールデンタイム、成長ホルモンが多く分泌される夜の22時〜2時の時間帯は寝る!
心も身体もリラックスできることが必要
寝る前に5分間「心地がいい」や「くつろぐ」といった言葉を目にしてから眠りにつくと、通常よりも47%長い睡眠が得られるとも言われています。
感謝していることを3つ思い浮かべることもいいそうです。大切な人、楽しいことを思い浮かべるだけで、自然と口元もゆるみ、幸せな気分になれますよね。それだけでも睡眠の質は上がるはずです!