花粉症の内的要因
花粉症の原因として、ほとんどのかたが植物の花粉、ダニやハウスダスト、大気汚染物質といった外的要因だと考えているのではないでしょうか。では、内的要因はご存知ですか?
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 高たんぱくの食生活がアレルギーを誘発
- 体力低下などによる免疫低下など
思い当たる症状はありませんか?このような内的要因を解決するには「運動」が最適だといわれています。
ヨガで自律神経を整えて花粉症予防に
花粉症の症状のひとつである鼻づまりは、副交感神経が優位になることで起こるので、自律神経のバランスを整えることで緩和できます。無意識にしている呼吸を意識しておこなうだけでも自律神経のバランスが整い、症状が緩和する可能性があります。
口呼吸をしていると直接口からアレルギーなどが入りやすいので鼻呼吸がオススメです。時間があるときは、お腹から深く吸って、深く吐くことをさらに意識してみましょう。
花粉症に効果的なヨガのポーズ
自律神経のうち、交感神経を優位にするためには、身体の前面を伸ばすポーズが効果的です。さらに脇を強く絞めることで、より効果が高まります!
マツヤ・アーサナ(魚のポーズ)
- まず仰向けで床に横になり、足を揃えて伸ばします。足の指をくるぶしから指先までしっかりそろえておきます
- 息を吸いながらお尻を浮かせて、手の平を下に向けお尻の下に入れます
- 腕を背中の下にしまいこむように、肘と肘を胸の下で寄せ合わせます
- ひと息吐いてから、息を吸いながら肘で床を押し付けるようにして、胸を天井へ突き出していきます
- 胸を開き、肩甲骨を軽く寄せ、頭頂部を床につけて首を長く伸ばした状態で5呼吸ほど鼻から深呼吸します
リフレッシュ効果、呼吸器系に良い効果があるといわれるポーズです。肩こりや不眠にも効果があります。ポーズがとりづらいかたや首に痛みを感じるかたは、膝を立てて両膝両足を肩幅に開くと少しラクになります。写真のように頭頂部を床につけず、頭はそのままにしておいても大丈夫です。
毎日続けるためのポイント
ヨガのポーズに慣れていないかたは、ポーズによっては身体を痛める可能性があるので注意が必要です。痛みや違和感を感じたまま我慢して続けるのはよくありません。まずは、呼吸法から続けてみてくださいね。日ごろ口呼吸になってしまいがちのかたは、ガムを噛んでいるだけでも鼻呼吸に矯正することができますよ!(口を開けてガムを噛むのはお行儀が悪いのでやめましょうね)
ねじりのポーズも効果的ですので、寝る前にベットの上で気持ちよく伸ばしてみるのもリラックスできてオススメです!
今は花粉症ではないかたも、突然、体内の抗体が増えすぎて、いつ花粉症デビューしてもおかしくないといわれています。できるだけヨガをして心と身体のバランス整えておきましょう。ヨガインストラクターはこの時期、花粉症対策として、いつものねじりのポーズなどをより入念にクラスに取り入れるといいですね。