美容にも健康にも必要な「質の良い睡眠」
忙しい日常生活の中でまとまった睡眠をとることはかなり大変で、睡眠不足で昼間の活動に支障を来したり、眠れないことへのストレスで身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか。たとえ短い睡眠だそしても、良質な睡眠を重ねて、心身の疲れを確実に取りたいものです。そこで今回は、身体全体の調子を整え、安眠へと導いてくれる「ハラアサナ(鋤のポーズ)」をご紹介します。
ハラアサナ(鋤のポーズ)の効能
- 不眠症解消
- アンチエイジング
- 疲労回復
後頭部や首などの血流やエネルギーの流れを良くし、慢性的な肩、首、背中の凝りがほぐれ、内臓の働きを活発にするので、お腹や背中の贅肉もスッキリさせる効果もあるようです。ただし、このポーズは、首に負担がかかるので、首を痛めている方は行わないでください。
ポーズの入り方
- 仰向けに寝る。あごを引き、首の後ろを長く保つ。腕は、手の平を下にして体側に伸ばす(ヨガ初心者の方、首に不安のある方は、肩と背中と肘の下に3つ折りにしたブランケットを2~3枚重ねて敷き、頭は床に置く)
- 膝を曲げて胸に近づける
- 手の平で床を押しながら、脚を頭の上に持っていき、膝を伸ばし、つま先を床に付ける
- つま先が床に付かなければ少し腰を上げて体で「く」の字を描くような形でも良い。その場合は手の平を腰に当てて体をしっかりと支える
- ポーズに入っている間は首の向きを変えないこと。首の故障の原因になります
ポーズの深め方
- ポーズを深められる方は、背骨を床と垂直に近づけて、床で両手の指を組んで小指側で床を押す
- 深い呼吸を保ち、首や肩の力を抜き、リラックスする
- 呼吸に意識をおいてそのまま10呼吸ほどキープ
- 首、肩、腰など体に痛みや心地悪さ、息苦しさを感じたら無理せずにポーズを解く
- ポーズに入っている間は首の故障の原因になるため首の向きを変えないこと
ポーズの解き方
- 腕を体側に戻し、手のひらで床を押す
- 背骨を一本ずつ床につけていく感覚で背中の上部からお尻まで床におろしていく(体を床に戻すとき、手の平で腰・背中を支えたほうがより安全になる)
- 脚もゆっくりと床に下して、仰向けでリラックスする
本文内ヨガポーズ写真提供:国分寺ヨガ~pikoyoga~ nami先生