ヨガ教室経営 成功の秘訣とは?[コピペできない関係性を築く]

ヨガ教室経営、成功の秘訣とは? 〜 コピペできない関係性を築く 〜

14年間見続けてきたヨガ業界の成長と課題

増え続ける日本のヨガ人口
増え続ける日本のヨガ人口

私がヨガ業界に従事させて頂くようになり、丸14年が経ちました。

当時27歳だった私は、気づけばもう41歳…。

思い返せば、ヨガの“よ”も分からなかった若造が!? よくもまぁ14年間も同じ業界でお仕事を続けてこれたものです。未だに個人的には“自分の目の前で、きっと奇跡的なことが起こっているんだ!世の中そんなに甘くないはず!”と思うほどですから。

オハナスマイルを創業してからは10年が経ち、11年目を迎えた今年。そんな私の目の前で起こり続けるヨガの軌跡とこれからの課題について、個人的な備忘録のつもりで、最近思うことを綴らせて頂こうと思います。

2002年頃、インドからアメリカを経由して、日本にヨガのブームはやってきました。

主要都市の駅前には大手ホットヨガチェーンが立ち並び、スポーツクラブのスタジオカリキュラムには当たり前のように、ヨガクラスが組み込まれました。また、いわゆる常温(ホットヨガではない)ヨガ教室の出店も進み、2019年現在、その数はホットヨガと常温ヨガの専門スタジオで約1600〜1700軒、スポーツクラブで約4500〜5000軒、合わせると6000軒を越えるヨガ教室やヨガスタジオが存在しています。

日本のヨガ人口推移を見ても、あるデータによるとすでに600〜700万人を越える方が日常的にヨガをしているという統計データもあるほどです。(個人的な現場感としても、少なくとも確実に400万人以上はいるな〜、と感じています)しかも、その人口はこのまま成長を続ければ、1000万人を越える市場へと成長する可能性も否定できません。

ここ十数年で何十倍にも拡大した、一大成長市場。客観的にみて、それが我々の従事するヨガ業界といえます。

しかし、ここ数年、そんな業界内から、個人的に耳を疑う“声”が聞こえてくるようになりました。

果たしてヨガ教室経営とは、そんなに難しいコトなのか?

ヨガ教室経営って難しいの?
ヨガ教室経営って難しいの?

それは、主に常温ヨガ教室のオーナー様や、そこに従事するスタッフさんから聞こえてくる声です。

  • ヨガスタジオが増えすぎてお客の取り合いになっている
  • ヨガ初心者はホットヨガにばかりに行くので、常温ヨガに新規顧客がこない
  • ヨガインストラクターが増えすぎて、余りだしている
  • ヨガ業界はすでに飽和状態で教室経営が成り立たない!?
  • 教室経営を成り立たす為に、高価格な養成講座やワークショップを無理やり企画しなければいけない

ここ数年、ヨガ業界でお仕事をされた経験のある方なら、一度は耳にした言葉ではないでしょうか?

大前提として、私はこの言葉を、真っ向から否定したり、排除するつもりはありません。
  

それは、ヨガ以外のどの業界を見ても、成長過程の中では、競争心理が生まれ、試行錯誤の中で一時的なピークを向かえ、結果、淘汰が進み、より成熟した業界へ成長していくことを私は分かっているつもりだからです。
 
ただし、まだまだ確実に人口増加が見込めるであろう我々日本のヨガ業界で、上記の言葉がすでに耳に入ってくる事に、個人的に驚きを覚えるのです。

では、現在の日本のヨガ市場において、どのような“ヨガ教室経営”をすれば良いのでしょうか?

個人的な見解を述べさせて頂きます。

なんでも“コピペ”できる時代がやってきた。

何でも「コピペ」できる時代になった。
何でも「コピペ」できる時代になった。

実は先日、この問題解決にあたり、私の中で大いなる“気づき”をもらったエピソードがありました。

それは、私の中学時代の同級生と久々に会食した際のことです。

彼は1990年代に19歳の若さでIT業界で起業し、黎明期だったインターネット業界にさまざまな革命を起こしました。その後、会社は上場を果たし、現在もIT業界では知らない人がいないというほど有名な会社の社長です。

私の中でその友人は、インターネットの事なら彼!と認識している男で、公私共に心から尊敬している友人の一人なのです。
 
そんな“インターネット最先端男”が食事中にこんな事を話し始めたのです。
 

MIKIZO友人の男性イラスト
MIKIZO友人の男性イラスト
なぁ、MIKIZO(←私のニックネームです)
ん?どした?
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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最近ね、凄く考えるというか、思うことがあるんだよね…。
へ〜? 何?どんな事を考えてるの?
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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唐突に聞こえるかもだけど、この世の中って、もはや何でも“コピペ”できる時代になったと思わない?
???? ど、どういうことよ?^^;
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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いや、例えば、僕がいるIT業界ってどんな革新的なシステムやサービスを考えてリリースしても、感動や評価は一瞬で、数ヶ月〜1年後にはそのソースはコピペされ、よく似たサービスとして競合他社が乱立するし、またその逆もあって、僕だって簡単に色々なサービスやシステムをコピペできるんだよね。

すなわち、ビジネスの仕組みなんて、現在においては誰にでもすぐにコピペできてしまう時代になったんだな〜って。

ほ、ほう、なるほどね…言ってる意味はなんとなく分かるよ。 でも、だからどうだって言うのよ??
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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うん、だからさ極論、今までは新しいシステムやサービスを生み出す事が素晴らしい!と賞賛されてきた時代かもしれないけど、もはやそれは技術の進化によって、システムやフォーマットは誰にでもコピペできる時代になったわけで、これからは“コピペできないモノ”がさらに評価され重要視される時代になるんじゃないかな?と思うんだよね。
コピペできないモノ?? 例えばそれって何が重要になってくると思ってるの??
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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わからない? 僕はねコピペできないモノの一つに「人」があると思うんだよね。 
え…人? IT業界バリバリのお前から意外な言葉だな!? 
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真
MIKIZO友人の男性イラスト
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だって、例えば僕とMIKIZOの関係性は絶対に “コピペできない” でしょ? そう思わないか?

これだけテクノロジーが進んだ現代社会においても、人と人とが築き上げてきた関係性は絶対にコピペできない。これからはそういうコピペされないモノに さらに価値が付いたり、重要性が増すんじゃないかな?

!!!!????
MIKIZOこと酒造博明のプロフィール写真

人と人との関係性はコピペできない。

もうね、衝撃的過ぎて、言葉が出ませんでした。(鳥肌ぶわ〜です、笑)
 
インターネット最先端男が、これからさらに大事になってくるのは コピペできないモノ = 人の関係性 だと言ったのです!最新のシステムやアイデアはすぐにコピペされるけど、人と人とが築き上げてきた関係性や信頼は簡単にコピペなんかできない。
 
いや〜、正直参りました。そして感動しました。
 
インターネットという常に新しいテクノロジーで、20年以上 人と人とを繋いできた彼だからこそ、質朴としたその言葉や話し方に、物凄い重みを感じました。
 

本当に、その通りだと思います。
 

同時に、私にも直感が降りてきて、ヨガ教室やヨガスタジオ経営もまったく同じで、まさにこの“コピペできない関係性”が成功の秘訣になるのではないか?そう感じたのです。
 

ヨガ教室経営の秘訣とは、まさにコピペできない人と人との関係性を生み出すこと。

ヨガを通して「コピペできない」関係性を築こう。
ヨガを通して「コピペできない」関係性を築こう。

すでに、ヨガ教室経営も、インタネット業界と同じ状況が起こりかけているのではないでしょうか?
 
立地(場所)、家賃、内装、設備、価格設定、斬新なキャンペーン、タイムスケジュール、クラスタイトル、シークエンス(構成)・・・
 
これらすべてが、もはやコピペできるモノではないでしょうか?

コピペできてしまうモノは、すぐに人に真似され新しさはなくなり、人の感情を動かし行動に変えるだけのエネルギーは宿らなくなります。
 
我々ヨガ業界においても、心から“素晴らしい!”と感じ、“○○○したい!”と、人を突き動かす原動力は、きっとコピペできるモノではなく、コピペできないモノが重要になってくるのではないでしょうか?

 

ヨガ指導者(経営者)であるアナタと、目の前にいるたった一人の生徒との関係性は、コピペできない関係性であり、お互いに唯一無二の存在。
 
 
 
価格競争に巻き込まれたり、立地や内装、設備やキャンペーン、または流行りのヨガカリキュラムかどうか?の要因に意識が行きがちなのは、もしかすると、知らず知らずのうちに “コピペ病” に罹ってしまっているのかもしれませんね。
 
私自身も今回の気づきを通じて、スタッフ全員と この一連のストーリーを話合い、手法や新しさだけに陥ることなく「オハナスマイルらしいコピペできない関係性を再構築しよう!」という目標を掲げ、11年目をスタートしております。
 
もし今、目の前の教室経営で行き詰っている方がいらっしゃるなら、一度皆さんにとってコピペできるモノと、コピペできないモノの整理をし、コピペできる物事は他社の成功事例などを研究し参考にしながら、思う存分コピペさせてもらいながらも、その上でコピペできない何か?を生み出していくプロセスを組み立ててみられてはいかがでしょうか?

常にヒントは目の前の生徒(人)にある、と私は思います。 

何をどうするか?の具体案については、またの機会にシェアさせていただければと思います。

長文お読みいただき、ありがとうございました。

MIKIZO

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