記事の項目
こんにちは、kayaです。
「平成最後」のブーム?が終わり、あっという間に「令和」の時代になり、もう誰もそんなことを話題にしない毎日が過ぎ去っていますが、みなさんの令和の日常はいかがですか?
多くの方が平成と変わらぬ毎日をお過ごしのことと思います。
私は年が変わる時、月が変わる時、言うなら、週が変わる時もちょっとワクっとするような、節目節目で過去を振り返り、未来を見つめるのが好きなタイプです。
そのため、この元号が変わるというのも、平成を振り返りこれからを見つめるイイきっかけとなりました。
TVのインタビューで
平成という時代は自分の人生にとって一番様々な出来事があった時代
と語っていた方がいらっしゃいましたが、私も、昭和の終わり頃に生まれ、平成という時代は恋愛・結婚・就職・リストラ・出産と様々なことがあった時代です。
その平成が終わることにより、家族とのあり方や仕事との向き合い方を見直す時間を作りました。(と言っても、手帳を開いていろいろ書き込んだだけですが…)
その中の1つのテーマが、仕事で携わっている「ヨガ」との付き合い方でした。
あなたは何のためにヨガを伝える仕事をしていますか?
私ごとですが、3月の頭に第二子を妊娠していることがわかり、つわりが重かったこともあり、「今後も仕事を続けていくか…」ということについて改めて考えました。
ヨガは自宅でほそぼそ練習できるので、ヨガをやめることは無いにしても、「ヨガを伝える」というのを仕事で続けていきたいと思うか、否か?
ヨガインストラクターをされているみなさんは、これからも「ヨガを伝える」というお仕事を続けていきますか? 何のために?
「ヨガとは?」に、自分の言葉で答えられますか?
そう考える中で至ったのは「私にとってヨガとは何なのか?」ということでした。
との質問に、自分の言葉で答えられますか?
私は今まで、尊敬しているヨガ指導者の言葉を借りて答えていました。
ヨガは日常をよりよくしてくれるツール
では、今改めて考えてみて、自分にとってはどうなのか?
平成が戦争のない時代で終わったことに感謝
話が変わりますが、天皇陛下(現上皇)が平成という時代に対し
平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵(あんど)している
と振り返っていらっしゃいました。
これを聞いて、私にはもう1つ思い出す言葉がありました。昔誰かがTVで言っていた、
自分が親になるまで、環境とか平和について考えることはあまりなかったけれど、子どもができてから、せめてひ孫の代くらいまでは世界が平和であったらと考えるようになった
という言葉。
以前は「ふーん、そんなものなん?」と思っていましたが、子どもを持つ母親となった今ならわかる気がします。
私にとってヨガは「精神性を高めてくれるもの」
そんないくつかの考えを振り返ってみて、「私がなぜヨガの仕事を続けるのか、ヨガとは何か?」の答えは
というものです。
精神性を高めるとは、優しくなること
「精神性を高める」と書きましたが、そんな難しいことではなくて。
- 人に感謝する
- あたりまえの毎日を大切に想う
- 今日、ごはんが食べられて守られた家で眠れることに感謝する
- 困っている人に優しくする
- 自分だけではなくみんなの幸せを願う
とか、そういうことだと思うんです。
日本に住んでいる私たちの多くは、当たり前に家があり、温かいごはんを食べてまた明日がくることを疑うこともなく安心してまた眠りにつく、そんな方がほとんどだと思います。
でも、世界に目を向けるとそうではない国もたくさんあります。それらは「私の」ばかりしか見ていないと知る由もない、多くは無関係だと気づかずにやりすごしてしまうものかもしれません。
全体を考える優しさや感謝を持てる時代に
人は「私の」を特別だと思ってしまう
人は「私の」を特別だと思いがちです。以前、グルジ先生の哲学の講座に参加していた際にこんなことがありました。
講座中にも関わらず生徒の2,3人がゴニョゴニョと何かを話始めました。どうやら、1人の生徒に資料が足りなかったそうなのですが、グルジ先生はそこでこう言いました。
今はみんなの時間だから。『私の資料が足りない』『私の隣の人が困っている』というのはわかるけど、今は『みんな』の時間で『私』を優先すべきではない。
と。「私の家族だから」「私の県だから」「私の国だから」そうして自分たちだけを特別に考えると、全体の平和を失ってしまいますよね。
アインシュタインの予言
アインシュタインの予言に下記のようなものがあります。
第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューを受けたアインシュタインが「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります。石と棍棒でしょう。
これは、第三次世界大戦が起きたら世界は終わり、再び原始時代を迎えるとされる予言です。
平成という時代に、私自身が平和の中で安心しながら暮らしてこれたように、これからの時代を生きる人たちが同じように暮らせるように、私たちに何ができるのか?
そう考えたときに、ヨガがそのツールになってくれるのでは?と思いました。
「今自分が良ければそれでいい」から、「これから先も、みんなが幸せでいられる時代を」と考えて行動する。
難しいことですが、そんな優しさや心のぬくもりを教えてくれるのがヨガだと考えています。
これが私が「令和」という時代にも、ヨガを続けていく仕事を続けてみようかな?と思えた答えでした。
令和時代に必要なヨガインストラクターの要素とは?
ヨガを伝え続ける理由、「ヨガとは何か?」の答え、それは人それぞれ異なるものだと思います。ですが、ヨガインストラクターも増えてきた今、これからの時代で活躍したいと思うなら、自分なりの答えや想いを持っておく必要があるのではないでしょうか?
よく「ヨガは身体だけのものではないことを伝えたい!」というヨガインストラクターさんにお会いします。「では、身体だけではなくて、何だと思いますか?」という質問をすると、曖昧な答えが返ってくることがほとんどです。
ヨガはエクササイズだけではないことは、もう多くの人が気づいています。では、何なのか? その答えを自分の言葉で説明できるヨガインストラクターは実際には少ないように思います。
- 自分にとってヨガとは何か?
- ヨガを伝え続ける理由
を、今一度、改めて考えて直してみてはいかがでしょう?
その想いがある方が、令和の時代にも求められるヨガインストラクターになるのだと思います。
kaya