東京池袋にあるヨガスタジオ「wellnesslab.」の代表松島幸枝さんとヨガインストラクターの4人

[東京・池袋] ヨガスタジオを併設した心療内科がOPEN |ヨガスタジオ編

こんにちは、ヨガジェネレーション企画部のかめこです。先月、東京・池袋にオープンしたヨガスタジオ「Wellnesslabo.|ウェルネスラボ」。このスタジオの向かいには、「池袋オリーブメンタルクリニック」という心療内科があります。同日にオープンした両施設。今後の日本における医療とヨガの融合を示す革新的な出来事であったと思います。

池袋オリーブメンタルクリニック院長であり、「Wellnesslabo.」の代表を務める松島幸恵さん。松島さんが「Wellnesslabo.」で実現させたいこと。そして、そこでヨガを伝える4人のインストラクターにお話を伺ってきました。

作りたいのは「心から安心できる場所」

1人1人に目が届くように少人数制のアットホームな空間
1人1人に目が届くように少人数制のアットホームな空間
ほっとできるスタジオですね。代表の松島さんは「Wellnesslabo.」をどんな場所にしたいとお考えですか?
かめこインタビュー
かめこインタビュー
松島幸枝先生
松島幸枝先生
安心して過ごしていただける場所にしたいと考えております。

激しい修行をしたり、誰かと競ったりするのではなく、自分を見つめ直し、ホッとできるような。そしてそっと温かく先生方に見守られて安心してヨガが出来る場所ですね。

私自身驚いたのですが、早速他院の医師からも当ヨガスタジオに関心の声が寄せられています。他院の医師と協同して患者さん向けのレッスンが6月から開始されます。

医療とヨガを結びつける拠点となれるようにこれからは研究も進めたいと考えております。

「Wellnesslabo.」でクラスをもつ4人のヨガインストラクターの想いとは?

自分がどんな想いを持ってクラスを教えているのかを話すヨガインストラクターのみなさん
自分がどんな想いを持ってクラスを教えているのかを話すヨガインストラクターのみなさん

「安心してホッとできる場所」それが松島院長の目指す場所。そこではどんなヨガインストラクターがクラスをしているのでしょうか?4人の方に「Wellnesslabo.」で、どんな想いでヨガを教えているのか?を伺いました。

大橋めぐみさん「陰ヨガ ~からだを緩め心の静寂を感じるヨガ」を担当

ヨガインストラクターの大橋めぐみさん
大橋めぐみさん
私は長く会社勤めをしていて、ヨガは趣味としてやっていたのですが、仕事のプレッシャーなどで、とても苦しく自分で自分を責めてしまっていた時があったんです。そんな時、ヨガをすることで、緊張した心が緩められ、自分の中の肯定感を少しずつ取り戻せたという経験をしたんですよね。すごくヨガに助けられたという思いがあって、いつの間にか教えさせていただく方になりました。

ヨガでありのままのご自身を感じることで、心も軽くなっていくことを実感、それが生徒さんたちの毎日の生活の中にいかされたら本当に嬉しいなぁと、クラスをさせていただいています。

藤田奈々さん「カラダリセットヨガ」を担当

ヨガインストラクターの藤田奈々
藤田奈々さん
以前はホットヨガスタジオでインストラクターをしていたのですが、2017年の2月にフリーランス転向しました。そして、区の精神障害者施設でヨガを教えることになったんです。

その施設に来られてる方は、薬を飲みながらヨガをされている方がほとんどなんです。


健康的な人が+αでヨガをするっていうのはもちろん良いのだけど、、ちょっとこう精神的に沈んだ状態を、通常に戻していく感じなんです。そして、「こういう活動を続けていきたいな」と思っていたら、ウェルネスラボでのお話を頂いて。心療内科が併設しているということで、「何かを抱えていたり、落ち込んでいる時も安心して来やすい場所」と思っています。

西川尚美さん「陰ヨガ」を担当

ヨガインストラクターの西川尚美さん
西川尚美さん
私は一番最初にヨガを経験したのがアメリカだったという経緯もあって、オープンで自由なヨガが好きなんですね。アメリカでは、ヨガの先生が医療施設で講演や講座をしてるのが、結構普通だったんですよね。

日本に帰ってきて、整形外科医師の井上留美子先生に出会い、「整形外科ヨガ」を立ち上げました。そこでいつも感じるのが、「痩せてても、太ってても、硬くても、誰でもやって良くて、誰にでもちゃんとやれば効果を感じられる、元気があるときも、元気がない時も自分の調整になれる」ということです。

西洋医学と東洋のヨガ、その連携のお手伝いが出来たらいいな、と思ってます。ヨガの有意エビデンスが出たら最高ですね!

(Wellnesslabo.代表の)松島先生に出会え、クラスを持つことができて、その幸運に感謝しています。

松浦翔太さん「心と体を緩めるヨーガ」を担当

ヨガインストラクターの松浦翔太
松浦翔太さん
私は、もともと精神科病院で精神保健福祉士をしておりました。

『病院や地域で困っている方の声を受け、行政や病院をつないで一緒に解決する』という仕事をしていました。例えば医療費が払えなくて治療が受けられない方の援助ですとか。今は福祉施設で働いていますが、根本的なところは変わらず、生活の訓練をしつつ様々な機関と連携を図る役割を担っています。

人の幸せ、生活や人生の再スタートを願って仕事をしていました。結局、対処療法にしかならず根本的な解決にならない場面が多かったです。利用者さんも職員も、ともに何かしらに悩んだり苦しんでいて、終いには職員も病気になったり、利用者さんや患者さんも病気が悪化し結局は同じことの繰り返しという現状を見てきてヤキモキすることが多かったです。

そんな中で、たまたま運動が好きだったのでヨガを始め、哲学に触れたり、アーサナや呼吸法の練習をすることで、心身ともに楽になり、生きることやそのものに少し希望が見いだせるようになりました。

ヨガを通して学んだことや感じたことを周りの方々に話してみたところ、意外と皆『ホッとした』ような顔をしてくれたり「なんだか気持ちが楽になった。」と話してくれることが多かったです。

気楽にのんびりしていい居場所。そういう場としてクラスが機能すると嬉しいなと思っています。

いろいろな経験をしているヨガインストラクターさんが集まっていました。さまざまな経験があるからこそ、スタジオに来る生徒さんが抱える悩みや問題により寄り添えるのだと感じました。

間違えてもいい。それが「Wellnesslab.」のスタイル

新しいヨガのスタイルである「FlyHighYoga|フライングハイヨガ」も楽しめる。

私が一人一人にお話を伺った後も、「Wellnesslab.」でヨガを教えることについての談義は尽きませんでした。

特に印象に残った言葉は、

日本人は間違いをすごく気にしちゃう。正解を一つだけ探ししちゃうんだよね。一個だけって。でも、いっぱいあるんだよ。その多様性があるろいうことをここで感じて欲しい。

でした。そして、そこに深く共感して松島院長とヨガインストラクターのみなさん。そこに話が達した時の一体感は忘れられません。「伝えたいこと」が一致していると気付いた時のみなさんの表情は本当にキラキラしていました。

その様子を見ながら思ったのは、院長の松島さんをはじめ、全員のヨガインストラクターの方が心が本当に暖かいということでした。

「ホッとできる場所を作りたい。」という松島院長だからこそ、集まった方々なのだなと実感しました。

興味を持たれた方は、ぜひ、一度足を運んでみてくださいね!

Wellnesslab.のご紹介

ウェルネスラボの出入り口の写真
日本でも有数のターミナル駅である池袋。ここにあるホッと落ち着けて、ホッと安心できるヨガスタジオ「Wellnesslab.|ウェルネスラボ」。向かいには「池袋オリーブメンタルクリニック」がある。

住所 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-44-15 プランドール 2F
電話番号 03-6914-3306
営業時間 10:00 ~ 19:00
※日曜日は休業
※クラスの時間はお問合せください。