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広がる瞑想の人気。オススメのトラータカ瞑想法とその効果をご紹介!
瞑想が特別なものとして思われてた時代は、もう過去の事。1日24時間の中で、たった5分~10分を自分へのご褒美タイムとして、誰でも簡単にトライできる最良のセルフケアを気軽に行ってみましょう。
今回ご紹介するのは、判断力や集中力のアップに繋がる、おすすめの瞑想法『トラータカ瞑想法(一点凝視瞑想法)』。この瞑想法のテクニックと効果をご紹介します。
トラータカ瞑想法の実践法
準備
ゆらゆらと自然にゆれるろうそくの炎を、目の前1メートルほどの距離に立てます。眼鏡やコンタクトなどの装飾品を外し、身体を快適に安定させ、姿勢を正し、ゆっくり呼吸が整ったら、半眼で対象物を見つめます。
片目で炎を見続けます
最初は左目だけで炎を見続けます。右目は閉じても、片手で隠してもかまいません。瞬きはしないように。約1分間ほど凝視します。その後はパーミング(両手の手のひらを擦り温め、手を御椀型にし、それぞれ両目に当て、眼の周りを緩めます)。
反対側の眼も同様に行います。全ての実習が終わったら、両手は太ももの上に置き、両目を閉じ、リラックスしている事を感じ、静けさと温かさ、心地よさを広がるのを感じます。
両目でろうそく炎の周りを見つめます。
光のボヤッとした緑色の部分です。瞬きせずに、流れる涙もそのままに、他の物事に心を動かされずに見つめ続けます。その後は再びパーミングとリラックス。
ろうそくの炎の中心、芯部の先端、炎の中を見つめ続けます
顔や肩を緊張させないように笑みを浮かべるようにしながら行います。別の事を考え始めたら、呼吸を少し大きめに行い、注意を自身の呼吸へ向けます。約1分ほど行ったら、パーミングとリラックス。
最後に炎全体を見つめ続けます
炎の周りのオーラの輝き、光の広がりなどを含める全体を見つめます。一点でなく全体を捉え、約1分間。その後は両目を閉じて、眼の裏や心に炎のイメージ、輝く光を思い描きます。その光の広がりと共に自身の意識も広がっていくのを感じます。
すべてが終わったら、感謝の心でパーミングとリラックスを行います。
トラータカ瞑想の効果
あちこちを見続ける眼球を一点に固定させるトラータカ(一点凝視瞑想法)は、思考も強制的に固定し、意識の全体感を感じます。一体感を実感することは、
- 不安やうつ状態の減少
- 緊張、悲しみ、怒りからの解放
- 判断力、集中力強化
といったような効果があり、日常をリラックスした状態で過ごしながら、世界はとてもシンプルで美しいと気づくでしょう。
ヨガも瞑想も、自分自身と向き合う事を目的としているため、人と比較するのではなく自分の歩で進める旅路。実感することを学びと捉え、瞑想による気づきや一体感、信頼感などの調和を日常生活に同調させて、今日を美しくバランスのとれた状態で過ごしましょう。