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筋肉が歪む原因
身近なところでは、姿勢や座り方、頬杖を付く、足を組むなどちょっとした日常の癖から、就寝時の寝方まで、小さなことが徐々に積み重なることで大きな歪みとなっていきます。体は本来、自分で自分の体を治せるようにできていますが、筋肉が緊張している状態が続くと自然治癒力が弱まってしまうのです。
血管やリンパの流れにダイレクトに影響
筋肉が緊張している状態では、血行やリンパの流れが悪くなり、筋肉は縮んだままの状態になります。そのため、骨や関節が引っ張られその状態が長く続けば続くほど「筋肉の歪み」となり、体に悪影響を及ぼします。
筋肉が歪むことにより伴う体の不調
自律神経失調症やうつ病、肩こり、頭痛
人間の体は、肉体的にも精神的にもストレスがかかると、体を防衛しようとして筋肉が緊張します。本人の意思とは関係なく、少しのストレスでも筋肉を緊張させて体を守ろうとします。筋肉の緊張は、特に首周りに強く症状が出ることが多く、肩こりや頭痛、積み重なると自律神経失調症やうつ病にもなる可能性もあるといわれています。
腰痛、膝痛
姿勢の悪さも筋肉を硬くします。良い姿勢の筋肉バランスは腹筋と背筋の割合が3:7といわれているため、腹筋が弱り割合が2:8になると、腰や膝に負担がかかり、腰痛、膝痛など、あちこちにつらい症状がでてきます。
筋肉を調整して歪みを解消する
筋肉と関節の動きを調整して可動域を広げることにより、筋肉のバランスが整い、歪みは解消されています。では、動きを良くするためにはどうすればいいのでしょうか。腹筋ばかりしたり、背筋ばかりしたりと、やみくもに特定の筋力を高めても、痛みがでて逆効果になる可能性も。関節の痛みには複数の筋肉が連動していることが多いのです。無理せず、全身を使ってバランス良く筋肉を鍛えていきましょう。
ヨガでバランス良く筋肉調整
ヨガは自分のペースで満遍なく体を使うためには最適ですし、呼吸を伴い集中を高めることで、自分の体の変化に敏感に気がつくことができます。日々の練習で筋肉を調整し、同時に小さな変化にも早めに気がついて対処できるようにしていきましょう。最近は「筋調整」の専門性が高い先生によるヨガクラスも充実していますので、不調の改善だけでなく勉強のためにも参加してみるのも良いでしょう。